ちゃんみな「その花はどんなかたちでも絶対に咲く」全候補者の“才能”を称賛。3次審査の結果が明らかに【『No No Girls』レポート#4】
Dチーム結果発表「いろんな人の人生を変えるスイッチを押すと思う」
続いては、椎名林檎「本能」をパフォーマンスしたDチームの結果発表。 3次審査を通過したのは、KOKOA、SAYAKA、KOHARUだ。KOKOAには自分で見つけ出したものをパフォーマンスで具現化していたとし、SAYAKAには気になる点はあるもののそれを凌駕するほどの狂気を感じれてよかったという。KOHARUもまた“KOHARUである”ということに自信を持って表現していた点が評価されていた。3人とも自分と向き合い、その先で見つけた何かをパフォーマンスとして落とし込んでいたのだ。 一方、REIとMAHINAは3次審査を通過できなかった。ふたりはチームの中で年少ではありながら才能にあふれるメンバーで、REIは歌、MAHINAはダンスで特に目立っていた。 REIの歌は特別だ。奥底でうずまく黒い感情を観客に訴えかけるような、圧倒的な表現力がある。そんな彼女にちゃんみなは、「いろんな人の人生を変えるスイッチを押すと思う」と断言。でも、だからこそ現状ダンススキルが追いついていない彼女に、踊りを無理にしてほしくないと判断したそうだ。 またMAHINAには、パフォーマンスにはポテンシャルを感じていたものの、同時に曲についていくことに精いっぱいで、彼女らしい表現を身につけるにはまだ時間がかかるとも思ったという。
Eチーム結果発表「ここまでうまかったら絶対何者かにはなるはず」
続いて、清水翔太「君が好き」をパフォーマンスしたEチームの結果発表へ。 まずはMOMO。曲の難しさもあってか歌うことに必死で、心ここにあらずという状況が続いていた。しかし3次審査のパフォーマンスで、ちゃんみなは何かを感じた。彼女から「私、死にません」というメッセージを感じたというのだ。この直感を信じたい──ちゃんみなはMOMOを3次審査通過とした。 続いてYUKINO。歌手としてはものすごく素晴らしい、けれどエンタテインメントの歌としてはまだ時間がかかる、ちゃんみなは彼女をそう評価する。型にはめすぎず、アーティストとしてのYUKINOを表現することがあまりできていなかったとし、彼女は3次審査を通過することはできなかった。ただちゃんみなは最後に、「ここまでうまかったら絶対何者かにはなるはず」と彼女の才能を讃えた。 観客を魅了する感情表現の難しさ。SKY-HIはYUKINOに、次のように語りかけた。 「ひと言で感情を出せとか、感情をしまえとか言われても、これが一番難しかったりすると思うんです。なのですごくレベルの高い、ハードルの高い要求をされていると思うんですけど、それはひとえに歌であなたがそれをすることができるって、誰が見ても明らかだからであって、あなたの音楽に向かう姿勢の温かさとか優しさっていうのは、絶対に音楽の神様が味方してくれるタイミング、今後もいっぱいくると思います」 続けてAYAMIとRINGOも、3次審査通過ならず。AYAMIには歌を楽しめていないことを感じていたとし、「うまい下手の前にどんな歌を届けるか」「歌ってこの人にとってなんなのか」それを示せるところまで辿り着いてほしいという。一方、RINGOには「中身があまり見えなかったのが残念だった。もっと柔らかいところが出てきていたらよかった」と評価した。 FUMINOは3次審査通過となった。透明感のある歌声が魅力的な彼女だが、歌唱表現のバリエーションをあまり感じられなかったというちゃんみな。今回もそう感じるパフォーマンスでもったいなかったが、ただ同時にこの歌唱は彼女にしかできないとも思ったという。さらに、これまで表情が硬かった彼女が、発表では表情豊かにパフォーマンスしていたことにも心動かされるものがあったようだ。彼女から表現に費やしてきた時間を感じ、3次審査通過とした。