【世界卓球】大会2日目の最終戦は23時半までの熱戦に。女子のスウェーデンとシンガポールの戦いはまさかの結末
◇世界卓球2024(団体戦) 2月16~25日 韓国・釜山 大会2日目、16日の世界卓球の男女最終戦は夜11時半過ぎまで試合が行われた。男子はポルトガル対イラン、女子はスウェーデン対シンガポールの戦いとなったのだが、どちらも後味の悪い結末となった。
大接戦も、フォルトに対する抗議で後味悪い試合となったイラン対ポルトガル
2月16日 ●男子第1ステージ 〈ポルトガル 3-1 イラン〉 ◯フレイタス -10、-11、8、12、5 Ni.アラミヤン ジェラルド 6、-15、-10、-8 No.アラミヤン◯ ◯アポロニア 8、5、-4、-9、11 ホダエイ ◯フレイタス -9、10、-6、7、2 No.アラミヤン 男子の最終戦となったのが、第8グループのポルトガル対イラン。結果は3-1でポルトガルが勝利したが、4試合中3試合がフルゲームとなる大接戦だった。 1番のフレイタス(ポルトガル)はNi.アラミヤン(イラン)に対し、サービスから丁寧にコースを突いた攻撃で得点を重ねるが、Ni.アラミヤンも思い切りの良いカウンターとラリーで対抗。最終ゲームは前半でフレイタスが点差を一気に離して勝利。このまま流れはポルトガルに傾くと思ったが、2番でNo.アラミヤン(イラン)がジェラルド(ポルトガル)を下し、マッチカウントを1-1とする。 3番のアポロニア(ポルトガル)対ホダエイ(イラン)、4番のフレイタス対No.アラミヤンの試合は、どちらも好プレー連発の大接戦となったが、ポルトガルの2選手がフルゲームで勝利。これでポルトガルの勝利が決まったのだが、プレーと同じくらい注目されたのが、フォルトに対するイランチームの抗議だ。 ホダエイ、No.アラミヤンともにサービスでフォルトを取られたが(No.アラミヤンは2番でもフォルトを取られている)、それに対してイランサイドが猛抗議。フラストレーションが溜まったホダエイは自分が得点したにも関わらずラケットを台に叩きつけ、No.アラミヤンは思わず卓球台に乗り上げた。もちろん、審判は公平なジャッジでフォルトを宣告しているため、抗議で判定が覆るわけもない。それでも、納得のいかなかったイランチームは試合が終わった後も審判に抗議するなど、なんとも後味の悪い試合となった。