五郎丸が4年後に向けて警鐘!「勘違いせずに挑戦者であり続けろ!」
「まだ日本は世界のレベルにはない。上ばかりを見るのではなく、自分たちはチャレンジャー。目の前のことにフォーカスを当て、ひとつひとつの積み重ねが4年後を作るのだと思う。自分のできるベストパフォーマンスをグラウンドで見せ続けることが必要だと思う」 ーー4年後のベスト8以上を達成するためのビジョンを抱くことも必要では? 「ビジョンを持つことは大事だが、目の前のことを積み重ねていくことで形になることを、この4年で痛感した。今は、積み重ねていくことしかできない。僕だけでなくみんなそうではないか」 続けて日本代表チームの可能性についても言及した。 「日本人には大きな可能性がある。忠誠心をもって、生活のすべてを犠牲してまで、ひとつのことに打ち込める民族は他にないだろう。なにより、この4年間、目標を持ってハードワークを続けた」 来月14日からは、トップリーグのヤマハ発動機ジュビロの一人としての戦いがスタート。それが五郎丸の言う4年後に向けての目の前の積み重ねの一歩。来年には、「サンウルブズ」というチーム名になった日本チームの一員として世界最高峰リーグであるスーパーラグビーにも参戦することになる。 「スーパーラグビーのメンバーに入れるなら、ありがたいチャンス」 会見で多くの代表選手が口にしたが、今回のワールドカップでの大躍進は、終わりではなく始まりなのである。五郎丸の精神の通り4年後に向けてチャレンジャーであり続けなければらないだろう。 ちなみに例のキック前のルーティンについて、会見では「まだまだ、皆さんの研究が足りない。もっと指に注目して欲しい。指が立っているのが、3本、4人なんで。決して2本じゃない。2本じゃ違う方向にいってしまうので(笑)」と笑いを誘ったが、イングランドでは流行どころか「なんだ、あのポーズ?」と不思議がられたことに不満だったそうだ。 「イングランドの人が真似してくれると思ったんですよ。ウィルキンソン(五郎丸がルーティンのヒントにしたというイングランドの名キッカー)がいるから。それがなんだ?でしょう」。