五郎丸が4年後に向けて警鐘!「勘違いせずに挑戦者であり続けろ!」
ラグビーのワールドカップイングランド大会を終えた日本代表チームが13日、帰国、成田空港で約500人を超えるファンの大歓迎を受け、都内で出場全メンバーが揃って凱旋帰国会見を行った。 今大会では、1次リーグの開幕戦で、優勝2度の南アフリカを破る“世紀の番狂わせ”をやってのけ、全世界へ衝撃を与え、スコットランドには敗れたものの、サモア、アメリカにも勝利して3勝を挙げたが、ボーナスポイントの差で大会史上初めて、3勝しながらもベスト8へ進むことができなかった。それでも大会3勝は、日本のワールドカップ参戦史上初の快挙。最強の敗者との称号まで受けた。 キックをする際の独特のお祈りポーズが子供たちの間で大流行となるなど、一躍、時の人となった五郎丸歩(29)は、「やる前から負けていたのが4年前。今回は、やれる気持ちがあったから勝ち取れた。そこにフォーカスしてハードワークを重ねた。やりきった気持ちもあるが、ベスト8を果たせなかったという気持ちも強い。南アフリカ戦の2日前には、憧れの舞台に立てるという思いと同時に、その夢舞台で結果を出さねばならないというプレッシャーもあった。怖さもあった。国を背負うという責任の大きさが違っていた。だが、南アフリカ戦では、準備してきたことをやるだけと、自分たちの力を100パーセント出し切れたと思う。プレッシャーを感じることで何かが変わっていくのかなと思っていたが、確かに何かが変わっていた」と、大会を振り返った。 日本が開催地となる4年後の2019年は33歳。まだ新監督も決まっていないが、チームの目標は、今回果たせなかったベスト8以上となる。そのチームリーダー役が五郎丸に期待されているが、「4年先のことは、今は、なかなか考えられない」と、出たいとも、出るとも、俺が引っ張るとも、言わなかった。 だが、五郎丸は「勘違いをしてはならない」と4年後へ警鐘を鳴らした。