昭和懐かしのグラチャン仕様マツダ「サバンナ RX-7」には独自カスタムがいっぱい! 秘密のポート研磨で激速になったカストロール仕様のカスタムメニューとは
速さの秘訣? 秘密のポート加工とは……
また、ルックスだけで楽しむ旧車とは違って、“SEijxx”さんは走れる仕様としても作り込み、エンジンを含めた機能系のグレードアップも抜かりなしだった。 搭載するパワーユニットは、スタンダードの12Aユニットから「ルーチェ」用13Bユニットに載せ替え、オーバーホールついでにローターをFC3S型RX-7用の高圧縮9.7ローターに交換。また、エキセントリックシャフトも高効率化と耐久性の両面を狙ってFD3S型RX-7用に交換していた。また、ここまでやったら当然ポートもスタンダードではないが、これについてはブリッジでも、ペリフェラルでも、オグジュアリーでもない秘密のポート加工を施しているということだった。 駆動系とサスペンションについてはサーキットを走るわけではないので、ストリート仕様として乗り心地重視のセットを組む。その組み合わせはフロントが車高調ショックに直巻き15kgスプリングで、リアは8kg強化スプリングのみになっている。そして、トランスミッションについては、効率の良いギヤ比としてSA22C型RX-7後期用ミッションを選択。クラッチはOS技研製ツインプレートに交換していた。
通勤にも使うが悩みのタネは車内の暑さ
それ以外に室内もアンダーコートを剥がし、センターコンソールはアルミ板でパネルを作り、そこにサブメーターと各制御系スイッチを配置。スペアのプラグホルダーをさりげなく置いてあるところがロータリー乗りらしい。とくに“SEijxx”さんのRX-7はウエーバーキャブ仕様なので、プラグがかぶりやすいこともあり必需品だ。 普段は通勤や買い物にも使用し、旧車イベントがあれば積極的に参加。遠方へも自走で行くため、改造についてはフル公認を取得済み。現在の悩みは買ったときからエアコンが付いていなかったので、夏場がシンドイこと! だから今欲しいのはエアコンかクーラーとのことであった。たしかにアンダーコートも剥がしてしまった車内は、熱の影響をモロに受けて夏は灼熱、まともに乗れないことも想像が付く。
【関連記事】
- 【画像】カストロールカラーがカッコいい! マツダ「サバンナ RX-7」を見る(17枚)
- ◎ 驚きの620馬力! マツダ「FC3S RX-7」を4ローター化…懐かしいノーマルルックチューンドカーのエンジンの秘密とは
- ◎ マツダ「FD3S RX-7」にオープンってあった?「RE雨宮」のワイドボディキットを装着したワンオフ仕様を制作したオーナーの心意気とは
- ◎ なつかしのシルエット! マツダ「サバンナRX-7」を「デイトナ24時間レース仕様車」を作った人は何台もレース仕様を製作していました
- ◎ 彼女のマツダ「RX-7」は175台限定の「タイプRZ」でした! ドレスデザイナーがFD3Sを選んだ理由と愛車に巡り合ったストーリーとは