弁当の「上げ底」問題が物議…セブンの生みの親・鈴木敏文氏「僕はまったく関係ない」!商売の神様が「漏らした本音」
大手3社で「一人負け」
「(マスコミは)適当に書いていることもあるので」 取材に対し、こう漏らすのは、セブンイレブンをゼロから立ち上げ、業界ナンバーワンに育て上げた鈴木敏文氏(91歳)だ。 【写真】「かわいい」「ネイルが最悪」…ラーメン店「ギャル店長」驚きのいま 〈セブンの独り負けは「弁当の上げ底」だけが原因じゃない 9年前から王者凋落の兆しはあった〉(デイリー新潮 10月16日配信) 〈セブン、苦戦報道で「不親切なレジ」批判沸騰の訳 「高齢者泣かせ」「冷たい態度」との声…。一体なぜ?〉(東洋経済オンライン 10月24日配信) 〈セブン社長に「上げ底弁当」疑惑を直撃「そんなアコギなことはできない」「ネットに投稿する方は、事実をもって投稿してほしい」〉(文春オンライン 10月25日配信) このところ、セブンイレブンの客離れを分析する記事が続いている。背景にあるのは、業績の不振だ。2024年8月中間連結決算では、コンビニ大手3社のうちローソンとファミリーマートが前年同期比で増益を達成したのに対し、最大手のセブンイレブンだけが減益だった。 セブンイレブンの苦戦の実態は北米事業の不振による影響が大きいとはいえ、客離れを招いた原因として「商品への不満」が指摘されている。そのひとつが「割高」のイメージだ。 ローソンとファミリーマートはプライベートブランド商品の増量キャンペーンなどを打ち出してきた一方、セブンイレブンは「金のシリーズ」に代表されるようにプチ贅沢商品を多く展開しており、若い世代を中心に「セブンは高い」というイメージが定着してしまった。 また、ご飯や具材が多く入っているように見せかけるために弁当の容器の底の部分を上げる「上げ底」、陳列時に利用者から見える前面にサンドイッチなどの具材を寄せる「ハリボテ」に関する指摘も取り沙汰された。 文春オンラインの直撃を受けたセブンーイレブン・ジャパン社長の永松文彦氏は「上げ底」問題について、「そんなアコギなことはできない」と反論している。 その一方で、SNSでは客離れの要因をめぐって多種多様な分析が続出しており、コンビニ界の絶対王者への風当たりが強くなっているのはたしかだ。