津田健次郎「呪術廻戦」七海建人を演じるうえで意識していることは?「等身大でスッと入っていける感じがあります」
声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。9月8日(日)の放送では、8月25日(日)に開催されたアニメ「呪術廻戦」のイベント「じゅじゅフェス 2024」について語りました。
◆「じゅじゅフェス2024」の思い出
<リスナーからのメッセージ> 「先日開催されたアニメ『呪術廻戦』のイベント『じゅじゅフェス 2024』に参加しました! 名場面を生音楽と生アフレコで見ることができて、とても感動しました。特に渋谷駅地下の(津田が声を担当する)七海建人のシーンは、すでに何度も観ているシーンですが、涙を流してしまいました。そこで、改めて人前で演じるとき、何か演技を変えたりしていますか? また、ご自身が演じている役のシーンで泣いたことはありますか?」 津田:ありがとうございます!「じゅじゅフェス2024」という「呪術廻戦」の結構大きなイベントがありました。豪華なメインキャストがズラッと並んで、トークやゲームコーナーとかもありましたが、どちらかというと、朗読や生アフレコがメインで、とにかく作品を推していく感じのイベントでした。 (生アフレコでは)大きい会場だったので“あまり細かいことをやっても伝わりにくいかな”と思って、ニュアンスを強めに出していきました。とはいえ、渋谷駅地下での七海のセリフって、あまり大きな声を出してセリフを言うことはなく、もちろん戦っているシーンに関しては(声を)張っているんですけど、それ以外のシーンではモノローグ(独白)がメインなんですよ。なので、その辺の加減がどうだったのかなと。あと配信もされていたので、お客さんや視聴者に、ニュアンスやエネルギーが伝わればいいなと思いながら演じておりました。 七海は(演じていても)あまり無理をしていないというか、等身大でわりとスッと(役に)入っていける感じがあります。しゃべり口調的にもなだらかにスムーズに出発して、スムーズに終わるようなセリフの持っていき方みたいなことは意識しています。だから、どちらかというと穏やかに入っていこうとしている役ではありますね。 “自分が演じているシーンで泣いたことがあるか?”ですが、それはないです(笑)。なぜかというと、自分の芝居が気になっちゃうんですよね。もちろん、それはそれで1つの完成形なので全然いいんですけど、時間が経つとキャリアだったり、自分の心情などもいろいろ変化するので、(別の演じ方の)可能性を探っちゃったり、芝居の振り返りがメインになっちゃうんです。だから、泣いたことはないと思います。 (TOKYO FM「津田健次郎 SPEA/KING」2024年9月8日(日)放送より)