ロシア、国防省高官を職権乱用の罪で起訴 幹部らの摘発はこの1か月で5人に
ロシア当局は23日、国防省の高官を職権乱用の罪で起訴した、と発表しました。ロシアでは、国防省の汚職などをめぐる捜査が続いていて幹部らの摘発はこのひと月で5人に上っています。 「ロシア捜査委員会」は23日、国防省の国防秩序確保部門の管理責任者だったベルテレツキー局長を職権乱用の罪で起訴したと発表しました。実際には存在しない事業を発注したと見せかけ7000万ルーブル、日本円でおよそ1億2000万円以上の損害を国に負わせた、としています。 また、ロシア軍参謀本部の幹部も起訴されました。発注する備品の数を水増しする見返りに3600万ルーブル、日本円でおよそ6000万円の賄賂を受け取ったとされています。 国防省内では先月ショイグ前国防相側近だったイワノフ次官が、およそ10億ルーブル相当の収賄で起訴されて以降、国防省や軍幹部の摘発が続いていてこのひと月で5人が起訴されました。