排気量は1350ccに!! KTMの超ネイキッド「1390 スーパーデューク」誕生!
エレクトロニクス
5インチフルカラー液晶ディスプレイは、インターフェイスが一新され、視認性を向上。また、メニュー構造が見直され、各情報へのアクセスや設定変更の操作も簡略化された。タイヤ空気圧モニター(TPMS)は標準装備となり、空気圧が規定以下になると液晶ディスプレイに警告を表示する。TPMSには2種の空気圧を設定することも可能で、サーキット走行用のタイヤセットなどにも対応する。また、スマートフォンなどの充電用電源としてUSB-Cタイプのソケットが備わっている。 ライディングモードは、レイン、ストリート、スポーツの3種が標準装備となる。レインではトラクションコントロールの介入度が最大となるほか、最高出力は130psに制限される。ストリートは最高出力に制限はかからず、スロットルレスポンスやトラクションコントロールの介入度は中程度となり、ウィリーも制御される。スポーツではスロットルレスポンスがダイレクトとなり、トラクションコントロールの介入はホイールスピンを許容し、前輪を浮かしたまま走行することも可能だ。 ──ライディングモードにはオプションとして、パフォーマンスとトラックの2種が設定される。パフォーマンスではスロットルレスポンス、トラクションコントロール、ウィリーコントロールをカスタマイズすることが可能。また、クルーズコントロール機能も備わる。トラックはパフォーマンス同様に各デバイスを設定できるほか、液晶メーターをサーキット走行に適したユーザーインターフェイスに変更される。これはラップタイムやテレメトリーデータを重視した仕様で、スポーツ走行に不要な情報は表示されない。また、クルーズコントロールは使用不可となる。 そのほか、エンジンブレーキコントロール、ウィリーコントロールがオプションとして用意され、いずれも5段階に設定可能だ。なお、ウィリーコントロールのリフトアップ角は、0.36度、2.0度、11.1度、15.5度、22.25度の5段階となっている。 外観の大きな変更点としても挙げられるLEDヘッドライトは、先に発表された990デューク同様にレンズカバーのないデザインとなり、従来よりも700gの軽量化を達成。ロービームはヘッドライトユニット中央にあり、周辺環境の変化に応じて自動点灯する。デイタイムランニングライトも連動して光量が上がり、夜間やトンネルなどではポジションライトとして機能する。また、キーオフ後の数秒間は点灯し続けてから自動消灯する機能も備える。