東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文2)廃炉計画提出の行程は見えていない
良くなっていると評価していることに関しては?
おしどり:ありがとうございます。クオーターごとのトレンドではなく、前年度と今年度では上がっているというトレンドに関しては。ヒューマンエラーは、件数は増えているけれども、もしくは横ばいだけれども、トレンドとしては良くなっているという評価を御社としてされていることに関しては。 牧野:ヒューマンエラーに関してのご質問ですね。 おしどり:いえ、ヒューマンエラー不適合の件数が増えている、もしくは横ばいにもかかわらず、ヒューマンエラー不適合に関して原子力安全改革プランで対策を2016年度から取っているにもかかわらず横ばい、もしくは増えていることに関して、年度ごとの評価としては上がってきているということです。クオーターごとではなく。 牧野:正直ヒューマンエラーそのものだけではなくて全体のトレンドっていうのは大変たくさんの指標を持ってきていますので、ヒューマンエラーのことだけでは判断できないわけですけれども、ヒューマンエラーが結果として見ると、ほかのいわゆる設備トラブルが減ってきたおかげでヒューマンエラーがドミナントになってきているっていう傾向は先ほどから申し上げていますように事実だと思っていますので、本年度は非常にそこをつぶし込んでいく必要があろうかと思っているというところでございます。 ただ、ほかの要因として例えば管理職による発電所のMOの回数だとか、そういったところは上昇傾向を示していたりしますので、そういったところは良くなっているものと悪くなっているもの、両方あって、指標としては、総合指標なんかを見ると打ち消し合っちゃったりもするので、やはり物事を見る上では総合指標だけじゃなくて1つ1つの指標を見ながら自分たちの健康診断をしていく必要があろうかというふうに思っております。 おしどり:分かりました、ありがとうございます。 司会:ほかいかがでしょう。真ん中の後ろの方。
汚染水対策についての見解を聞きたい
日本テレビ:日本テレビの【イシカワ 00:25:04】と申します。従来のお伺いしていることと同じなのであらためてという質問になるかと思うんですが、汚染水に関してなんですけれども、韓国側が汚染水について日本政府側にこれまで以上に説明を求めるということになっているようなんですが、あらためて汚染水対策、ためるなり海洋放出なり、立場の見解をお願いできますでしょうか。 牧野:ご質問ありがとうございます。汚染水に関しましては、やはり今いわゆる処理水の小委員会を含めて国が一定の方向性を出されるという立ち位置の下、進めていきながら、その中で私どもは単にいわゆる安全かという問題だけじゃなくて、安心に沿うというような対策をわれわれ自身が取っていく必要があるというふうに思っています。一方でそういった中でわれわれのタンクの容量というのは、これは厳然として決まっていますので、そういった時間の制約の中でしっかり議論をしながら私どもは進めていかなきゃいけないんだなというふうに思ってございます。 いずれにせよわれわれ自身は最も安全であり、それから地元の皆さんに安心と言っていただける対策を取っていくと、ここは非常に大事なところだというふうに考えてございます。 日本テレビ:ありがとうございます。 司会:ほかいかがでしょう。左の前の。