【ABC特集】「前澤直伝お金論」「財産の増加を実現するお手伝いをいたします!」 SNSに蔓延する著名人の”なりすまし”広告 被害者たちがSNS運営会社を提訴も・・・進まぬ対策
実業家・前澤友作さんの“なりすまし”広告から投資を始めたBさん。徐々に大きなお金を振り込むようになったのは、詐欺グループのある手口が理由でした。
インストールを指示されたアプリ
その手口とは、詐欺グループからインストールするよう指示されたアプリ。株やFXの取引が表示され、実際に日経平均株価などの為替レートも映し出されています。 (被害にあったBさん) 「青色がプラスで赤色がマイナスで。常に為替レートが動いていて。FXは初めてだったし、動いているし、これが普通だと思っていて」 Bさんは約300万円を入金し、アプリ上では約6倍の利益がでているように表記されていました。 (被害にあったBさん) 「金額が大きい方が利益が出ますよって言われて。欲望を利用された感じですよね」
Bさんを信用させたアプリに表示されている数字は実はニセ物。株の値上げや値下げを詐欺グループ側が操作し、利益が出ているように騙していたのです。こうしたアプリの悪用は詐欺グループの主な手法として用いられていて、近年闇サイトではアプリの作り方などが流通しているといいます。警察庁によると、SNS型の投資詐欺の入り口となっているのはメタ社が運営するフェイスブックやインスタグラムが中心です。
詐欺広告に関してプラットフォーム側の対応は
総額1200万円をだまし取られたBさんは、なりすまし広告を掲載したメタ社に憤りを感じています。 (被害にあったBさん) 「詐偽広告をそのまま何も規制もなく載せて、それを見過ごしているメタ社に対しては本当に許せないので、それがなければ詐欺に遭わなかったと思うし、信じなかったと思うので」 (ITジャーナリスト・三上洋さん) 「今回のような著名人有名人の投資詐欺広告っていうのは、それが本物なのか偽物なのかっていうのをメタ社は判別できていないです。端末IPアドレスといったデータから犯罪グループが使っているであろうアカウントを削除していくと言うだけでかなり改善されるはずです」
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