インテルでは86戦28ゴール、マンCでは80戦30ゴール、ミランでは77戦33ゴール 過小評価すべきでない暴れん坊FWバロテッリの得点力
あらゆるクラブで結果を出してきた男がジェノアへ
今夏にトルコのアダナ・デミルスポルを離れ、そこからフリーの状態が続いていた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ。 この度そのバロテッリと契約を結んだのがセリエAのジェノアだ。34歳のバロテッリと今季終了までの短期契約を結んでおり、暴れん坊FWバロテッリが再びイタリアへ戻ってくることになる。 バロテッリに関しては、様々な意見がある。10代の頃より才能は絶賛されてきたが、近年稀に見る暴れん坊であり、多くの指揮官がバロテッリのコントロールに苦戦してきた。真面目にサッカーに打ち込んでいれば、アズーリのエースになれたと考える人も少なくない。 しかし伊『Gazzetta dello Sport』は、1つだけはっきりしていることがあるとバロテッリにスポットを当てている。それは、バロテッリがどのクラブでも得点を決めてきたということだ。 問題行動はあったかもしれないが、バロテッリはインテルで86戦28ゴール、マンチェスター・シティで80戦30ゴール、ミランでは合計77戦33ゴール、仏のOGCニースで76戦43ゴール、マルセイユで15戦8ゴール、トルコのアダナ・デミルスポルでは51戦26ゴール、イタリアのモンツァで14戦6ゴールと、十分すぎる成績と言えるのではないか。 唯一上手くいかなかったクラブとして、28戦4ゴールに終わったリヴァプール時代が挙げられる。この時期がバロテッリのキャリアでもワーストに近い時期だったと言えるか。また2度目のミラン加入となった2015-16シーズンも成績は伸びなかった。 それでも全体的には結果を出してきた方だ。同メディアも「スーパーマリオのキャリアにおいて、過小評価すべきでないのが得点数だ。リヴァプール、2度目のミラン時代を除けば、常にゴールを決めてきた」と得点力を評価している。 今もセリエAで結果を残せる状況にあるかは分からないが、近年のサッカー界でも意外性No.1クラスの選手ではある。ジェノアでも注目集めること間違いなしだ。
構成/ザ・ワールド編集部