平均年収の最新値をズバリ発表! 正社員の平均年収は「426万円」で2017年以降最高額に【doda調べ】
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、「平均年収ランキング2024」を発表した。dodaサービスに登録している約60万人のデータを元に、正社員の20歳~65歳ビジネスパーソンの平均年収(支給額)を集計している。
1位は2年連続「医師」で1,089万円
2024年の平均年収は、2017年以降最高額となる426万円だった。春闘で33年ぶりの5%台賃上げ実現、新型コロナ5類移行後の経済活動再開などがあり前年と比べて12万円のアップで、過去8年間でもっとも大きな上昇額となっている。
男女別では、男性は481万円で前年から17万円、女性は366万円で10万円アップ。年収中央値で見ても、全体で380万円となり、前年から20万円アップしている。
職種別で見ると、全173職種の平均年収ランキング1位は「医師」(1,089万円、技術系)だった。以下「アナリスト」911万円、「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」873万円が続く。5位に「投資銀行業務」、9位に「金融商品開発」も入っており、職種分類では「金融系専門職」がトップ10のうち4つを占めた。
業種別で見ると、1位は「ベンチャーキャピタル/プライベートエクイティ」816万円。同じ「金融」の「投信/投資顧問」(800万円)が2位だった。6位「証券会社」620万円、7位「信託銀行」611万円を合わせ、トップ10のうち「金融」に分類される業種が4つランクインしている。なおトップ20までを見ると「メディカル」系も7つランクインするなど強い。
年代別で平均年収を見ると、「20代」360万円、「30代」451万円、「40代」519万円、「50代以上」607万円で、全年代で前年よりも平均年収がアップしている。都道府県別では、47都道府県のうち44都道府県で年収がアップしたが、「島根県」は変化なし、「愛媛県」「高知県」は減少だった。
調査概要
・【調査対象】dodaサービスに登録している20~65歳の男女正社員 ・【調査方法】平均年収=手取りではなく支給額として集計 ・【調査時期】2023年9月~2024年8月末 ・【有効回答数】約60万件