子どもが家事をするのは「かわいそう」なのか? 1歳すぎから家事をしてきた子どもの“その後”
こんにちは、にこはなです。 1、5、6、8歳の4人の子育てをしながら、看護師として働いています。そんな私が、子育てと仕事の合間にInstagramやブログで発信をしたり、その他にも、読書やテレビを見たり、お友達と会ったり、資格の勉強をしたり。 「もし戻れるなら…」小学生ママが後悔している、“小1の壁”よりも伝えたいこと ママや妻であるだけではない、“自分としての時間”もできるだけ意識をしてつくるための大切にしているポイントは3つ。 前回は、1つ目の「家事育児の徹底的な合理化」についてお話ししました。 今回は、2つめの、「子どもの自立を促す仕組みづくり」についてお話しします。 これに関しては、結果的にママの時間を持つことにもつながりますが、何より子どもたちにとっても、「自分のことは自分でできる、人のためにも役立てる」という、大きな自信にもつながっていくと思っています。
子どもが家事をするのはかわいそう?
靴をはく、着る服を選ぶ、自分で服を着る、食事を運ぶ……。時間のない毎日の中で、つい先回りして、親がやってしまいがちな子どもたちの生活のこと。子どもたちは、“本当にまだやれない”ことなのでしょうか? 子どもたちをよく観察してみると、大人や兄弟たちがやっていることに興味津々。 「同じようにやってみたい」と思う気持ちを、しっかりと持っていると感じます。 長男は、1歳頃からやりたそうに見ていたら、「一緒にやってみる?」と声をかけて、家事をすることを、遊ぶ時間の一つにしていました。 決して毎日ではなく、気まぐれにやりたい時に、一緒に遊びながら家事をする。 そんな環境で育った長男ですが、小学校3年生になった今、自分の身支度はもちろん、洗濯、簡単な食事、掃除など、ほとんどのことが一人でもできるようになりました。 子ども自身も、まかせてもらえることで自信がつき、下の子達も長男の真似をしたがるので、結果的に、みんなが当たり前のように自分のことをやりたがる。そんな良い環境を作ることができたと思います。 1歳すぎたばかりの末っ子も、上の子達が食器を運んだり、自分の洗濯物を仕舞いにいったり。そんな姿を見て、同じようにやりたくて、一生懸命真似をして、みんなから褒めてもらい、嬉しそうにしています。 子どもに何でもやらせるなんてかわいそう。 自分が楽したいだけなのでは? 話題のヤングケアラーってやつ? ……そんな意見もあるかもしれません。 しかし、洗濯物ひとつにしても、手指を使い、洗濯ばさみにはさむこと、一つ一つの折り紙のように畳むこと。 料理にしても、量りを使った数字遊びや、食材を大切に扱うこと。 遊び道具を使わなくても、一緒に遊ぶこと同じくらい、いや、それ以上に意味がある、学びのある時間だと、私は考えています。