子どもが家事をするのは「かわいそう」なのか? 1歳すぎから家事をしてきた子どもの“その後”
具体的な自立を促す方法は?
実際に、我が家の子ども達が実際に行っていることの一部を、具体的に紹介していきます。 とはいえ、忙しい毎日の中で、家事を一気に済ませてしまいたい。そんな時に小さな子どもにお願いすることで、最初は助かるとは程遠く……。かえって大変で、手間が増えることのほうが多いのが現実です。 あれもこれもではなく、子どもが興味深そうによく見ていたら、「やってみる?」と、声をかけてみることから始めてみたり、玩具や手遊びなどで遊ぶかわりに、時間をかけて一緒に遊びながら洗濯を干したり、果物の皮をむいたり。 子どもの様子を観察して、楽しめることからで良いですし、興味のないことを強いる必要もありません。 一例として、我が家のやっていることを、まとめてみますね。
●1歳すぎ~
・食事の配膳は歩けるようになったら自分でやる(大人も一緒に) ・自分が食べたテーブルやお顔を自分で拭く ・こぼしてしまったら、自分でタオルを取りに行って片づける ・食べた食器を自分で片づける ・洗濯物をピンチからはずす。収納する ・遊んだもののお片づけ
●3歳頃~
・週末はお風呂に入りながら自分の上靴を自分で洗う ・お風呂掃除や、お湯をはる ・食事を作ること全般、食べたら軽く洗い食洗器へ ・自分の保育園の持ち物のお仕度や片づけ ・週末に一緒に掃除 ・定期的に玩具のいる/いらないを判断し、片づける 年齢は目安ですし、興味のある部分はその子によって違うと思いますが、我が家の場合は、大きくはこんな感じです。もちろん、安全面にはどれも注意し、大人も一緒に行うこと前提です。 兄弟が多いのでやることも多いですが、分担して一気に動いた時には、すぐに終わり、そのあとでみんなでゆっくり絵本を読んだり、遊んだり。そんな楽しい家族の時間をとることができることを、子どもたちも知っています。