東京で“欧州旅行”を楽しんでみた!広尾散歩通りで「欧州言語の日」祝うスタンプラリー開催
東京都港区の商店街「広尾散歩通り」で9月29日までの3日間、欧州連合(EU)各国大使館及び文化機関との協力で、『European Day of Languages in Hiroo Sampo Do-ri』(欧州言語の日イン広尾散歩通り)が開催され、多数の来訪者が、参加各国からのクイズに答えながら、スタンプラリーを楽しんだ。 「欧州言語の日(9月26日)」とは欧州の言語や文化の多様性を祝い、各国を紹介しながら言語学習の重要性への意識を促進するために2001年に制定された記念日だ。
イベントは9月27日から29日まで行われ、参加国は昨年から3か国増えて14か国となった。 最終日の29日の午前中、東京メトロ広尾駅を出て、広尾散歩通りに入り、最初に目に入ったのは山形県酒田市に本拠があるせんべいメーカーの広尾店に設置された「ポルトガル」のクイズとスタンプ。クイズは「アフリカから持ち込まれ、ポルトガル料理で広く使われているスパイスは何」というもの。正解はすぐにはわからない。解答の選択肢に「ポルトガル語」というのがあり、これはスパイスではないし、と考え込む。 しかも、このせんべい店にはいろんな種類の「オランダ」せんべいが売られている。なぜ「オランダ」ゆかりの店に、「ポルトガル」のクイズがあるのか、と戸惑った。 離れた場所の街路灯にあったポルトガルのポスターで正解を発見した。アフリカから持ち込まれたスパイスは「ピリピリ」だった。
午後になると、街路灯からポスターが取り外され、通り沿いに設営された各国のテントに移された。テントには各国の言語や文化を紹介するパンフレットや装飾品が置かれた。ポルトガルのテントには、ポルトガル北部の町バルセロシュの黒い雄鶏(おんどり)のぬいぐるみがあった。この雄鶏のグッズはポルトガルみやげの定番となっている。 この雄鶏には、巡礼の青年を奇跡によって救ったとされる伝説があり、この雄鶏のグッズは幸運をもたらすと信じられている。