【箱根駅伝】2年ぶり王座奪還目指す駒大の鍵を握る佐藤圭汰、どこで走る?…前回は3区で青学大・太田に逆転されるも今回は?
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録6選手を発表した。 【一覧】各チームの区間エントリー 2年ぶりの王座奪還を目指す駒大は、主力勢ぞろいで箱根路に臨む。今季はけがの影響で駅伝未出走のエース・佐藤圭汰(3年)が補欠に登録されたが、11月から本格的に練習を再開して順調に調整を重ね、藤田敦史監督(48)は「どこかでは走ります」と当日変更での起用を明言。前回は3区で青学大の太田に逆転されていることから「そういう意味で、圭汰は期する部分があると思います」と指揮官が話すほど、佐藤は雪辱に燃えている。3000メートルと5000メートルで室内日本記録を持つスピードランナーは、往復路どの区間に起用されても他大学を脅かす存在だ。 2年時に3区2位、3年時に1区区間賞と往路の主要区間で好走を続ける主将の篠原倖太朗(4年)は、初の2区に登録。指揮官は「篠原はエースですし、2区を走りたいという意思もある。自信を持って置きました」と熱い思いで託した。6区は1年時に区間賞を獲得した伊藤蒼唯(3年)が入り、5区は補欠の山川拓馬(3年)が担う可能性が高い。出雲、全日本と2位の駒大だが、2年ぶり頂点を狙う箱根だけは譲らない。(手島 莉子)
報知新聞社