大谷翔平のシーズンキャリアハイはどれ? 過去4年間すべてが“異次元” 今季は『54-59』の金字塔
今季のMLBのレギュラーシーズンが終了。エンゼルスからドジャースへ移籍した大谷翔平選手は、今年も周囲の度肝を抜く活躍を見せました。 【画像】デコピンスパイクのかわいい変化に「デコちゃんスパイク2号!」とファン注目 そして過去4年間、どのすべても圧倒的な成績。現時点でシーズンキャリアハイがどれなのかは、人によって違うのではないのかと思わせる数字をたたき出しています。 初のMVPを獲得した21年は、“投打二刀流”を初めて発揮したシーズン。打者としてはホームラン王には届かなかったものの46本塁打。そしてMLB初となる投打5部門での『100』を達成。安打数、打点、得点、投球回、奪三振のすべてが『100』を超えたのは、このシーズンのみとなっています。 22年は投手として最も活躍したシーズン。15勝、防御率2.33、投球回166、奪三振219はいずれも最高の成績。打者としては昨季よりホームランの数は落としたものの34本塁打。またこの年MLB史上初の投打“ダブル規定到達”を達成。投打で規定到達に達成したシーズンはこの22年のみとなります。 23年は9月に故障者リストに入り、終盤戦を欠場。それでも日本人選手初となる44本塁打でホームラン王を獲得。打率は規定打席に到達し、初めて3割を記録。投手としては、22年の成績には及ばなかったものの10勝。2度目となるMVPも獲得しました。 そして24年、右肘の手術で投手としては稼働しなかったものの、打撃成績で歴史的なシーズン。これまでMLB最高だった『42-42(42本塁打&42盗塁)』を大きく塗り替える『54-59』。またシーズン59盗塁は、イチロー氏の日本選手最多盗塁記録『56』を更新。そして自身初の50本塁打超えで、2年連続のホームラン王を獲得。打者成績としては、群を抜くキャリアハイとなりました。 この4年間は、いずれも甲乙つけがたいシーズン成績。来季は“投打二刀流“の復活が待たれる中、どんなキャリアを見せてくれるか。そして初のポストシーズンでの活躍にも、大きな期待がかかります。 【大谷翔平選手の過去4シーズン主な成績】 ◆21年 打者成績:打率.257(537打数138安打)46本塁打 100打点 26盗塁 103得点 OPS.965 投手成績:9勝2敗 防御率3.18 投球回130.1 奪三振156 ◆22年 打者成績:打率.273(586打数160安打)34本塁打 95打点 11盗塁 90得点 OPS.875 投手成績:15勝9敗 防御率2.33 投球回166 奪三振219 ◆23年 打者成績:打率.304(497打数151安打)44本塁打 95打点 20盗塁 102得点 OPS1.066 投手成績:10勝5敗 防御率3.14 投球回132 奪三振167 ◆24年 打者成績:打率.310(636打数197安打)54本塁打 130打点 59盗塁 134得点 OPS1.036 投手成績:今季登板なし