ショッピングモールで「月1円でiPhoneが持てる」と勧誘されました。新品で「10万円」以上するはずですが、どうしてそんなに安く手に入るのでしょうか? 裏がありそうで怖いです…
生活に欠かせない存在となったスマートフォン。そのなかでもiPhoneは使用者も多く、新型が発表されるたびに大きな話題になります。最近ではiPhone16が発売され、大きな注目を集めていましたね。 しかし、Appleの公式サイトを見ると、iPhone16の機種代金は12万4800円(税込)または月々3466円の36回払いからとなっており、決して気軽に購入できるとは言えない金額です。 そんなiPhoneが月々1円で購入できると言われたら、何だか怪しく思ってしまうのも無理はありません。本記事では、10万円以上するはずのiPhoneがどうして月々1円で手に入るのかを解説します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
「月1円でiphoneが持てる」は本当
本来であれば10万円以上するはずのiPhoneを月々1円で持てると聞くと、詐欺や違法行為なのではないかと疑ってしまう人もいるでしょう。そう思ってしまう気持ちは分かります。 しかし、月々1円でiPhoneが持てるといった内容のキャンペーンはdocomoやソフトバンク、auなどの大手キャリアも行っており、詐欺や違法行為ではありません。 1円キャンペーンで渡されるiPhoneは、偽物や不良品などではない新品の状態のiPhoneなので安心してください。
月1円のからくりとは?
月々1円の支払いでiPhoneが持てるというキャンペーンの多くは、新規契約または使用している番号を変えずにほかの通信会社へ乗り換えられるMNPで、携帯会社が指定するプランに加入することを条件としています。 また、1円iPhoneの多くが1年または2年で端末を返却することを前提としています。これは「スマホおかえしプログラム」「新トクするサポート」「スマホトクする・かえトク・アップグレードプログラム」といった名称のプログラムで、スマホを返却することで残りの支払いを免除するといった仕組みになっているのです。
お得のはずが損していることも
iPhoneを月々1円で持てると聞くと、とてもお得に感じますよね。しかし、iPhoneを月々1円で持つためにはいくつか条件があり、使い方によっては損をしてしまう可能性があります。 例えば、現在格安SIMなどと呼ばれる通信会社と契約している人がiPhoneのためにMNPをすると、月々に支払う通信料金が高くなるため、手数料などを含めた総額だと損をしてしまうこともあるのです。 また、返却時にスマホの電源が入らない・画面割れなどの故障があった場合、追加料金を請求されたりプログラムが適用されなかったりする場合があるので注意が必要です。スマホの使い方によっては修理費用がかさんで損をするケースもあるでしょう。 画面が割れないように保護フィルムを貼っておく、万一故障した際に安価で修理できるように保険に加入しておくなど工夫することで、綺麗な状態でスマホを返却できます。 ちなみに筆者は今まで何度か1円iPhoneを使用していますが、追加料金を請求されたことはありません。
1円iPhoneに裏はないが仕組みを知っておくことが大切
月々1円の支払いでiPhoneが持てるというキャンペーンは詐欺や違法行為ではなく、大手携帯会社も行っている方法です。しかし、月々1円でiPhoneを持つにはさまざまな条件があり使い方によっては逆に損をすることがあるため、事前に仕組みを知っておくことが大切です。 スマホは日常生活に欠かせないアイテム。価格はもちろん、機能や月々の料金も含めて自身で納得できる機種を選びたいですね。 出典 Apple iPhone 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部