【高校サッカー山形全力応援】10大会ぶりの全国へ「東海大山形」を応援したい5つのこと
4.試合の中で成長する中盤の要衝・中村選手
チームの中心選手の1人が、ボランチとして配球役を担う、中村陽紀選手(3年)です。 選手権地区大会準決勝ではミドルシュートあり、決定的なラストパスあり。セットプレーではプレースキッカーも務め、ゴール前に飛び込んで自ら得点するなど、万能タイプという印象でしたが、ゴール前に入って得点したシーンを五十嵐直史監督に振り返ってもらうと「中村があそこまで高い位置でプレーするとは思わず驚いた」との言葉が。 「自分がチームをまとめて全国に連れていきたい」と話していた中村選手。選手権全国大会への強い想いが、自身を成長させ、開花したのかもしれません。 続く山形大会決勝では、今度は、中村選手とボランチを組む青木大志選手(3年)が、準決勝の中村選手を彷彿とさせるようなミドルシュートを放って会場を沸かせる場面も。中村選手の成長が、姿勢が、チームに良い勢いをもたらしていることは間違いありません。
5.山形県勢18大会ぶりの全国選手権勝利へ
10大会ぶりに全国の切符を手にした東海大山形。山形の代表チームとして選手権全国大会で勝ち星を挙げてほしいと、多くの山形県民が期待を寄せています。 山形県の代表チームは、実にここ17大会、全国大会での勝ちがありません。18大会ぶりの全国勝利なるか、初戦から目が離せない戦いとなりそうです。 東海大山形の初戦は、12月29日に行われる愛媛代表・松山北との1回戦。 松山北も8大会ぶりと久しぶりの全国出場です。全国大会へ出場できなかった期間が長い分、両チームの思いが詰まった好ゲームが期待されます。 (取材・文 高校サッカー選手権民放43社/山形放送)