甲子園春夏V右腕が引退決断 2度の戦力外、防御率9点台…苦しむ大阪桐蔭“最強世代”
日本ハムで6年プレーした柿木蓮が現役引退
日本ハムから戦力外通告を受けていた柿木蓮投手が29日、現役引退することを自身のインスタグラムで発表し、6年間のプロ生活に終止符を打った。柿木、根尾昂投手、藤原恭大外野手、横川凱投手の4選手が2018年ドラフトで大阪桐蔭からは指名を受けた。あれから6年。“現在地”を改めて検証する。 【画像】体のラインがくっきり浮かび上がるチアの大胆ショット 柿木は大阪桐蔭ではエースとして甲子園春夏連覇を成し遂げた。2018年ドラフト5位で日本ハムに入団も1軍登板は2022年の4試合のみ。同年オフに戦力外通告を受け、育成契約となっていた。 高校時代に投手と遊撃の二刀流で活躍した根尾は中日、巨人、ヤクルト、日本ハムの4球団が競合し、中日が交渉権を得た。内野手としてスタートし、2021年には主に外野手で72試合に出場。2022年3月に外野手登録に変更となり、遊撃への再コンバートを経て6月に投手登録に変更された。2022年は25試合に登板したが、2023年は2登板。今季は3登板(1先発)で1敗、防御率9.39。2軍では16登板(14先発)で4勝5敗、防御率2.63だった。 藤原にはロッテ、楽天、阪神が1位入札し、ロッテが交渉権を得た。プロ1年目は開幕スタメン出場を果たすも6試合の出番に終わった。プロ3年目の2021年は7・8月度の月間MVPに輝き、2023年は自己最多103試合に出場。ただ、今季は右膝蓋骨骨折で出遅れ、6月28日に1軍昇格。74試合で自己ベストの打率.290、出塁率.364、OPS.749をマークした。 190センチ左腕の横川はドラフト4位で巨人に入団。2020、2021年に2試合ずつ登板も、2021年オフに育成再契約を結んだ。2022年4月に支配下選手に復帰したが、同年オフに再び育成へ。2023年3月に支配下復帰し、プロ初勝利を飾るなど4勝(8敗)をマーク。今季は12登板(3先発)、3勝1敗、防御率0.94の成績を残していた。
Full-Count編集部