大谷翔平、投球再開も「113キロぐらい」 二刀流復活へはやる思いも「バランスが大事」
「投げる方は投げ始めている。打撃はまだ構えるくらいの感じで」
ドジャース・大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、報道陣のオンライン取材に応じた。11月上旬に左肩手術を受けた影響で投手のリハビリが中断したが、12月からキャッチボールを再開。「投げる方はある程度、投げ始めているので。70マイル(約112.7キロ)ぐらいですかね。まだシーズンは先なので、投げる方はそんな感じで」と現状を明かした。 【動画】大谷翔平が異次元の“左投げ” 軽々と投じ「えげつないな…」 大谷は10月26日(同27日)のワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼。シリーズ終了後の11月5日(同6日)に手術を受け、MVP受賞した同21日(同22日)の電話会見で体幹と下半身のトレーニングを再開したと明かしていた。打撃については「打撃はまだ構えるくらいの感じでしかやっていないです」と話した。 ロバーツ監督は来年3月のカブスとの日本開幕戦では打者として出場する見通しを示し、10月のポストシーズンまでを見据えて投球イニングを制限すると明かしている。大谷は「なるべく早く復帰するところに焦点を当てたい。開幕が選手としては一番早いところにある」としつつも、チーム関係者と相談しつつ慎重にリハビリを進める方針だ。 「再発防止も兼ねて慎重にいかないといけない部分もやはりあると思う。どちらのバランスも取りつつ。自分としては最短を目指していきたいと思っていますし、トレーナーとしては慎重に事を進めたいと思う。そのバランスがお互いに大事なのかなと思っています」 2度目のトミー・ジョン手術明けだったウォーカー・ビューラー投手(ドジャースFA)は5月にメジャー復帰。2度の故障離脱があったものの、ポストシーズンではフル回転。ヤンキースとのワールドシリーズでは胴上げ投手にもなった。ゴームズGMは「理想はシーズン終盤にピークを持っていくことだ。打者としてもプレーするから、負担は大きい。バランスを見つけないといけない」と慎重を期す方針を示している。
小谷真弥 / Masaya Kotani