一緒に始めた野球、ともに「全力出し切った」三つ子の山門・目野兄弟
(5日、第106回全国高校野球選手権福岡大会2回戦 山門1―6博多工) 八回裏、継投でピンチを迎えた山門の目野匠真選手(3年)の周りに仲間が集まった。最後までマウンドに残り、声をかけ続けたのが兄の佑真主将(3年)。「昨日のピッチングでいこう!」。調子が良かった昨日の練習を思い出すよう励ました。 【写真】兄の目野佑真選手(左)にバットを手渡す弟の匠真選手=2024年7月5日午前10時56分、小郡市、西岡矩毅撮影 2人は三つ子のうちの兄弟。顔は似ていないけど、結構、仲が良い。野球も中学1年の時、共通の友人の誘いで一緒に始めた。並んで素振りをしたり、つらいことがあると励まし合ったり。互いに「頼りになる存在」だ。 試合には敗れたが、「一緒に練習をした結果を、全力で出し切れた」と口をそろえた。同じ大学に入り、建築などを学びたい。野球を続けるかどうかはまだ、分からないけど。(山本達洋)
朝日新聞社