「沖縄のサンゴを守る!」化粧品ブランドが取り組む、環境保全プロジェクトの“現在進行形”
そのかいあって、いまでは植樹してきた人工のサンゴが無事に産卵し、それが新たなサンゴへと育っているという。「この活動のキャンペーンコピーに『あなたが美しくなると、地球も美しくなる。』という一文があります。雪肌精を購入されたお客さまへ、海洋保全に貢献されているということをお伝えすることで、環境への意識を高めるお手伝いができたらと考えています」。
「サンゴの耐性が高まっている気がする」と美ら海振興会の松井さとし理事が話していたが、事実、23年1月には琉球大学などの研究グループにより「1週間程度の高水温を経験したサンゴ(ウスエダミロヂイシ)は多くの卵を作り」、さらに「高水温を経験したサンゴ由来の卵と精子から発生した幼生は高水温耐性をもつ」ということが確認された。サンゴはこの地球温暖化に対応して、生き残りを図るために日々進化していることが分かる。
とはいえ、この先も温暖化が進めば人類はもちろん、動物たちへの影響はますます深刻になる。沖縄の誇りである青く美しい海を未来につなげるためにも、私たち一人一人ができるアクションを起こしていきたい。