【総体ベストイレブン】初優勝の昌平から4人! 得点王の名和田、野性味溢れるドリブルが魅力の安野らを選出
自慢のスピードで攻撃のアクセントになった大成健人
MF 鈴木悠仁(神村学園/3年) フィジカルに長けたCBだが、今季は中盤でのフィルター役としてボランチでの出場機会が増加。全方向から来るプレッシャーに戸惑いもあったが、「自信のある運動量でカバーできれば」と攻守ともに顔を出し、効果的なプレーを続けた。 MF 大谷湊斗(昌平/3年) 技巧派集団の中でもひと際目を引く技術とパスセンスで3列目からゲームをコントロール。玉田圭司監督に「相手に一番脅威を与えられるのは得点、アシスト」と声を掛けられた今大会は得点意識も強く、準決勝では圧巻の2得点。 MF 大成健人(神村学園/3年) 中盤に技術力が高い選手が揃うなか、スピードに長けた彼の存在は攻撃のアクセントに。スピーディな突破とともに切り替えの速さを活かした高い位置でのボール奪取でチャンスを量産。飛距離十分なロングスローでの貢献度も高かった。 FW 安野匠(帝京長岡/3年) 「自分がテンポを変えるのも楽しいですし、周りのテンポに合わせるのも楽しい」。そう口にするストライカーは連係による崩しが光るチームで異質の存在。野性味溢れるドリブルからのシュートと果敢なチェイシングでチームを引っ張った。 FW 名和田我空(神村学園/3年) 決定力にこだわって挑んだ今大会は初戦からコンスタントにゴールを積み重ね、9ゴール。国見高時代の大久保嘉人が記録した10ゴールには届かなかったが、得点王に輝いた。準優勝に終わり、悔しさを滲ませたが、大会を盛り上げた主役であったのは間違いない。 取材・文●森田将義
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