イスラエルとフーシ、攻撃の応酬 米支援の迎撃システムが初稼働か
イスラエルとイエメンの反政府武装組織フーシとの攻撃の応酬が激しさを増している。AFP通信によると、26日にイスラエル軍がイエメンの首都サヌアなどを空爆。これに対し、28日にはフーシの報復とみられるエルサレムなどへの攻撃があった。両者ともに、攻撃を続ける姿勢を示している。 【写真】イエメンの首都サヌアで2024年12月27日、エルサレムにあるイスラム教の聖地「岩のドーム」の模型を掲げて、イスラエルに抗議するイエメンの反政府武装組織フーシの支持者ら=AP AFPによると、イスラエル軍は26日、サヌアの国際空港などを空爆し、6人が死亡した。当時、空港には世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長らがおり、職員1人が負傷した。翌27日にもサヌアで空爆があったという。 一方、イスラエル軍は28日未明、イエメンからエルサレムなどに発射されたミサイルを迎撃したと発表した。ミサイルは自国領内に入る前に撃墜されたという。ロイター通信は関係筋の話として、バイデン米政権が10月に配備した高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)が初めて利用されたと伝えた。
朝日新聞社