「どこでもドア作る科学者に」「大学にむけてがんばっていますか」10年後の自分へ児童が手紙に
京都府笠置町は町制90周年記念式典を22日に町産業振興会館(笠置)で開き、10年前に未来へ向けて書いた手紙を開封する。式典を前に、100周年へ向けた取り組みとして、笠置小の児童が思いや夢を込めた手紙をしたためた。 1934年1月1日に旧笠置村が町政を施行して町となった。式典では10年前に町内外から寄せられた手紙など約200通が入った箱を開封する。保管箱は木製の茶櫃(ちゃひつ)で、今回も10年後に向けて町民らから集まった手紙を納める。 笠置小では全校児童21人が、水色やピンク色の紙に「南海トラフはおさまっていますか」「大学に向けてがんばっていますか」など未来の自分に思いをはせた文章を記した。2年の児童(7)は「夢をかなえて『どこでもドア』を作れる科学者になりたいから、応援メッセージを書いた」と話した。 手紙は町内外からも募集しており、来年2月2日まで受け付ける。町役場、笠置会館、町産業振興会館、多世代交流施設「つむぎてらす」に投函箱を設置している。