【速報】「なまりぶしのしょうが煮」食べた小学生ら約40人体調不良 唇の腫れ・のどの痛み『ヒスタミン』食中毒か…高濃度で検出 大阪市立小学校
11月14日に大阪市内の小学校で提供された給食で「なまりぶしのしょうが煮」を食べた一部の児童と教職員らが唇の腫れや赤み、のどの違和感などの症状で体調不良を訴えていると発表しました。 大阪市教委によりますと、11月14日に大阪市阿倍野区と平野区の小学校の給食で提供された「なまりぶしのしょうが煮」を児童や教職員が食べたところ、唇の腫れ、赤身、のどの違和感、息苦しさ、のどの痛みなどの症状が出たということです。 症状が出たのは2校合わせて、小学1~6年の児童34人と教職員5人の計39人だということです。 市教委は、15日に学校が保存していた「なまりぶしのしょうが煮」を検査機関に提出したところ、高濃度のヒスタミンが検出されたいうことです。 厚生労働省などによりますと、「ヒスタミンによる食中毒」はヒスタミンが高濃度に蓄積された食品、特に魚類やその加工品を食べたことにより発症する、アレルギー様の食中毒だということです。原因となる食品は、マグロ・カツオ・サバなど赤身魚などが原因食品として報告されています。 今回、提供された「なまりぶしのしょうが煮」にはカツオが含まれていたということです。 こうした状況からヒスタミンによる食中毒の可能性があるとして、市教委は保健所と連携し引き続き原因調査に務めるとしています。