日経平均、終値で3万8000円台回復、上げ幅は今年2番目の大きさ
16日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日に比べて1336円高い3万8062円でした。上げ幅は8月13日に記録した1207円を上回り、今年2番目の大きさとなりました。終値で3万8000円台を回復するのは、8月1日以来、2週間ぶりです。 きょうは全面高の展開となり、トヨタ自動車や日立製作所、村田製作所など製造業を中心に買い注文が集まりました。株高の材料となったのは、15日に発表されたアメリカの小売売上高です。市場予想を上回り、15日のアメリカの株式市場は主要3指数が揃って上昇しました。ナスダック総合株価指数は2.3%高と大幅高となりました。アメリカ経済の堅調さが確認される結果となったことから、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が大幅な利下げに動くとの観測が後退し、外国為替市場では円安・ドル高が進み、一時1ドル=149円台をつけたことも日本株の追い風になりました。