「マンション修繕積立金を月1万円の大幅値上げする」…!管理会社が後押しする“モンスター理事長”のせいで、全所有者の資産価値「急落」のワケ【マンション管理クライシス】
コスパの良い管理と修繕計画を目指すには
別所マンション管理事務所の別所毅謙氏が言う。 「できるだけコストパフォーマンスよく管理をしようとする前提で考えると、目指すべきは、管理費であれば他社に見積もりを出すなど比較検討すれば、平均値の70~90%程度は十分可能です。 修繕積立金も、大規模修繕工事が12年周期で計画されているような管理会社“おまかせ方式”のマンションが、18年周期に見直されれば、総工費を20%程度削減でき、工事の相見積もりも、談合やキックバックを避ける目的で、設計コンサル会社や管理会社が関与しない形で工事会社を選定すれば、さらに20%程度は削減できる可能性はあります」 賢明な大規模修繕の実施を前提に考えれば、少なくとも積立金の平均値自体が高いと言えるだろう。まずは、不安感だけで値上げをしようとするのではなく、管理費や修繕積立金が適正に使われているかをチェックすべきだ。 続く記事『「修繕積立金を値上げしないと、マンションは廃墟化する」…! 不安を煽られ不必要な工事で業者の“養分”にされる、哀れな住民』も必読だ。
週刊現代(講談社)
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