私が2年前にTwitterをやめた理由。メンタルが整って仕事に集中できるようになった
やめたらメンタルが整い、仕事に集中できるようになった
2020年、私はセラピストから「Twitterは仕事に必要なのか」と質問されました。 まだ2回目のセッションでしたが、Twitterが私の脳に悪影響を与えていることに、セラピストはすでに気づいていたのです。 しかし、ときはロックダウンのさなか。世界とのつながりを感じられるツールのひとつを手放すなんて、ありえないと思いました。 セラピストはわかっていたのです。 2022年にTwitterをやめると、私はわりとすぐに、不安感が和らいでいることに気がつきました。 その大きな理由は、絶え間ないネガティブな思考の流れにさらされなくなったからだと思います。 Twitterはある時点から、誰かが注目を集めるためにあえてひどい発言をすると、もっと賢いであろう人たちが、その人をやっつけようとすることで、かえって関心を集める場になっていました。 確かに、そうしたやりとりが面白いときもあります。けれども、ひどい人間たちをずっと面白がることは、1日のかなりの時間を、ひどい人間を見るために費やすということです。 何に注意を払うかで、人間の脳は形作られていきます。私の脳はTwitterによって悪い方向へと向かっていました。 Twitterをやめたあと、不安を感じることがぐっと減り、仕事に集中したり、趣味を楽しんだりするのがとてもラクになり、私は衝撃を受けました。 ほかの人も同じようなメリットを感じられるのかどうかはわかりませんが、変化に驚く可能性は高いと思います。
Mastodonでもコミュニティは築ける
ここ数年は、インターネットをまた楽しめるよう、少しずつ努めてきました。現在おもに利用しているのは、ミニブログサービス「Mastodon」で楽しんでいます。 Twitter時代に仲良しだった人たちの一部と再びつながりましたし、新しい友人もたくさんできました。 Mastodonのユーザーは、記事の見出しにただ反応するのではなく、リンクを実際にクリックし、記事を読み、具体的な内容について意見や感想を寄せてくれます。 これが意外に思えるなんて、Twitterがいかに不快なサイトになっていたか、オンラインでの交流に対する自分の期待値がいかに低下していたのかがわかるというものです。 さらなるビッグニュースを明かすと、「Connectivity」というニュースレターを始めました。登録者はいまのところ、さほど多くなく300人程度です。 けれども、どんなソーシャルネットワークよりも、コミュニティとしての一体感を久しぶりに得ることができています。 登録者からはメールが届きます。それは友だちだったり、家族だったり、知らない人だったりしますが、それをきっかけにして、楽しいやりとりがたくさん始まっています。 こうした方法が向いている人もいれば、向いていない人もいるでしょう。ほかのやり方を試したほうがいい人も、いるかもしれません。 私が言いたいのは、オンラインコミュニティを改めて築ける場所は、Twitter以外にもあるということです。 ほんのちょっとだけ努力すれば、オンラインコミュニティはそもそも貴重で役立つ場なのだということを思い出せるかもしれません。