国交省、日本航空に業務改善勧告 国際線機長2人からアルコール検出、出発遅れた問題
日本航空で、乗務を控えた国際線の機長2人からアルコールが検出され、出発が遅れた問題で、国土交通省は27日、日本航空に業務改善勧告を行いました。 この問題は今月1日、日本航空の国際線の機長2人が、乗務前の検査でアルコールが検知され、飛行機の出発が遅れたものです。 2人は前日に飲酒をしましたが、当時、飲酒について報告しておらず、国交省は、「過度な飲酒を口裏を合わせ隠ぺいしていた」などとして27日、日本航空に対し業務改善勧告を行いました。 日本航空では、5月にも飲酒などのトラブルをめぐり厳重注意を受けていて、国交省は、「再発防止策が十分に機能していなかった」として、来月24日までに再発防止策を提出するよう求めました。 日本航空は、「厳重注意を受けたわずか半年後に、再び不適切な事案を発生させ、極めて重く受け止め、全力で再発防止を図っていく」としています。