「どうしても子供が欲しくて…」20年連れ添った夫の不倫。不妊治療の果てに40代妻が見た「産めない女」の現実。ときに人生を狂わせる妊娠という奇跡の「 正体 」とは
「当初は妊娠できない自分は人間として何かが足りないと自己否定をしてばかりでしたが、40を超えたことでひとつ吹っ切れたんです。周りにいる子供を持たない先輩から夫婦で生きる選択もいいじゃないと言われて涙したことを覚えています」。 元夫がみどりさんと対照的な思いを抱いているとは想像していなかったそう。 「不妊治療って妊娠できたかが開示される判定日があるんです。夫はいつも仕事を調整してついてきてくれました。その度、2人で落胆していたのは事実です。でもいつもみどりちゃんがいてくれてそれだけで十分幸せだからさ、なんて言ってくれていたので…。」。 忘れもしない。それはみどりさんが42歳のときだ。 「不妊治療をやめようと元夫から提案がありました。正直ホッとしましたね。もう妊娠を追いかけなくていいんだと。カラダ的にもキツかったし、元夫の方から言ってくれたことに感謝しました。まさか別の展開を考えての提案だったとはこの時は思ってもみなかったです…」。 それから1年は夫婦での暮らしを楽しんでいたそう。しかし、悲劇は突然訪れた。 「なんの前触れもなく、夫の不倫が発覚。それだけならまだしも相手、妊娠していたんです。そして元夫に土下座されました。別れて欲しいと」。 ーどうしても諦められなかったんだ。子供。 みどりさんは目の前が真っ暗になったと話す。心は大きく傷つけられたみどりさんをさらに傷つけることになった不倫相手の素性、そして離婚までの道のりを【後編】では詳しく聞いていきたい。 取材・文/橋本 千紗
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