AIコミュニティで話題のグーグル「NotebookLM」とは? その使い方を解説
複数のドキュメントをアップロードした場合でも、どの情報をどのソースから引用しているのかを詳細に明示してくれるので、ファクトチェックの労力を減らすことができる。 先ほどYouTubeの動画をソースとして作成したノートブックに、NotebookLMの詳細な使い方を解説したグーグルの公式ブログを新たな情報ソースとして追加してみる。ソースの「+」アイコンをクリックすると、既存ノートブックにソースを追加することができる。
ソースがうまく追加できると、ソース欄には、2つのソースが並ぶ。
この2つのソースをもとに、新たに「NotebookLMの使い方」をまとめてみたい。 2つのソースが選択されていることを確認し、チャット入力欄に「NotebookLMの使い方をまとめてください。」と入力。すると、この2つのソースをもとにNotebookLMの使い方の概要が生成される。 やはり便利なのは、ソースを確認できる点だろう。各パラグラフの最後に付与されている数字は、どのソースのどの情報を参照したのかを示すもの。クリックすると、参照した箇所がハイライトされる。
NotebookLMの使い方:ポッドキャストの作り方
もう1つ注目されるのが音声コンテンツ生成機能だ。ノートブックガイドを表示し、音声の概要欄の「生成」ボタンをクリックすると、選択した情報ソースをもとに、男性と女性の会話形式で展開される音声コンテンツ/ポッドキャストが作成される。会話の流れは自然そのもので、AIが生成したものとは思えないほどの品質。多くのユーザーがこのポッドキャスト機能をさまざまな用途で活用していることが報告されている。現在は英語のみだが、近い将来多言語対応するものと思われる。 作成した音声コンテンツはリンクにより共有することができる。今回作成した音声は以下のような具合となった。 https://notebooklm.google.com/notebook/5c80e961-f189-40a0-8846-0341b59531e6/audio この先、さらにNotebookLMのユーザーが増えることで、その用途も多様化することが予想される。どのようなユースケースが登場するのか、今後の展開からも目が離せない。
文:細谷元(Livit)