[待つ価値は大!] 間もなく正式デビュー「スズキ・フロンクス」を安心して推せる理由とは?
目を惹く内装レベルの高さ、1ランク上の質感も武器のひとつ
そして目を惹いてしまうのが、内装の質感の高さ。高輝度シルバー塗装の加飾やシルバーステッチを施したレザー調&ファブリックシート表皮、レザー調ドアアームレスト表皮を採用したキャビン空間は1クラス上とも戦えるレベル。冬場にあると嬉しいシートヒーターも装備されているなど、ユーザーが求める「かゆいところに手が届く」ポイントを押さえている。
あとは価格次第、「賢者の選択」となりうるか否か?
気になるフロンクスの価格は、現時点(2024年9月)ではまだ確定情報は得られていない。しかし「この価格でこの質感のクルマが買えるのか!」といった期待を抱かせるに充分な価格設定にする可能性がある。 SUVというと300万円オーバーの高価格帯のモデルをイメージしがちだ。だが、いまやコンパクトSUVには、トヨタ「ヤリスクロス」「ライズ」、マツダ「CX-3」、ホンダ「WR-V」、ダイハツ「ロッキー」そしてスズキ「ジムニーシエラ」などを含めると、まさに「群雄割拠」ともいえる状態。そのなかでも直接のライバルはWR-Vになるだろう。ユーザーにとっては魅力的なモデルが増えることは大いに歓迎したい。 すでに8月から全国各地のスズキディーラーや商業施設などで先行展示会が開催されている。いち早く実車をこの目で見てみたいという人はインターネットで「新型フロンクス先行展示会情報」と検索すれば、各都道府県の最新情報が掲載されている(日々更新される)ので、気になる方はチェックしてみて欲しい。 スズキにとっての自信作といえるフロンクスは、価格次第で「賢者の選択」となりうる存在だ。現在、WR-Vをはじめとする競合車の購入を検討しているとしたら、フロンクスの実車を見たり、試乗してから決断を下すことをオススメしたい。
────────── ●文:松村透(月刊自家用車編集部) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
月刊自家用車編集部