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Intelが「Xeon 6」シリーズ対応のメモリ「MRDIMM」を発表
Intelは11月15日(現地時間)、データセンター向けのIntel Xeon 6プロセッサが新たに対応した新メモリ「MRDIMM」(Multiplexed Rank DIMM)について解説する記事を公開した。 サーバ向けのプロセッサでは、処理コアの増加がメモリ帯域幅の増加を上回っており、コアあたりの利用可能なメモリ帯域幅が減少している。気象モデリング、数値流体力学、特定の種類のAIなどの高負荷コンピューティング作業ではボトルネックになっていたという。Intelは、このボトルネックを解消するため、業界パートナーと数年間の開発を進めていたとしている。 メモリモジュール(DIMM)には、複数のメモリチップが搭載されており、同時にアクセスできるグループごとにランク(Rank)として分けられている。ほとんどのDIMMには2つのランクがあり、それがパフォーマンスと容量のバランスが取れたスイートスポットとされている。RDIMM(Registered DIMM)は、複数のランクに独立してデータを保存/アクセスできるが、同時にアクセスすることはできなかった。 これに対して、新たに開発したMRDIMMでは、マルチプレクサ(mux)チップを追加することで、2つのタンクに同時並列でデータを保存/アクセスが可能になった。これにより、理論上は帯域幅が2倍になる。 なお、コネクターやフォームファクターはRDIMMと共通なので、マザーボードを変更する必要はないという。
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