トヨタ・佐藤社長「心からおわび」 「言いたいこと言える環境に」 トヨタ株主総会
中京テレビNEWS
認証試験での不正が明らかになったトヨタ自動車。株主総会が開かれ株主からは厳しい声も。それに対して経営陣は…。
18日午前10時から開かれた株主総会に集まったのは約4700人の株主。聞こえてきたのは認証試験での不正問題について問う声。 株主: 「トップ企業が不正だと、バンって出たから、それは気になる」 「しっかり法にのっとったやり方をしてもらうというのと、日本をけん引する企業としてコンプライアンスをしっかり守っていただきたい」
トヨタ自動車では衝突実験でエアバッグをタイマーで作動させるなどの不正が行われたことが明らかになり、国土交通省による立ち入り検査が行われました。 不正が見つかった3車種は7月まで生産停止に。
影響が長期に及ぶ中で開かれた株主総会。 冒頭、佐藤恒治社長は心よりおわび申し上げると、一連の問題について陳謝。そして「言いたいことが言える環境にする」と企業風土の改善を行うと表明しました。 豊田章男会長からは「ガバナンスとは支配ではなく、一人一人が考えて動ける現場があるということ」との発言もありました。 総会では取締役の選任案について、反対を推奨する声もありましたが、過半数の賛成を得て、承認されました。 認証不正問題で信頼が揺らいだトヨタ自動車。はたして企業風土の"カイゼン"が進むのでしょうか。