漂着ブイに触らないで! 膨張や劣化で破裂の恐れ 瀬戸内町
鹿児島県瀬戸内町の加計呂麻島で9月30日、海岸に漂着したプラスチック製のウリ型ブイを工事作業員が拾った際、破裂する事故が起きた。原因に空気の膨張や素材の劣化が考えられており、同町水産観光課は「少しの衝撃でも破裂する恐れがある。見つけても不用意に触らないで」と注意を呼び掛けている。 ウリ型ブイは、長さ約55センチ、幅約25センチ。半透明のプラスチック製で、中が空洞になっており、色は赤や青、緑などさまざま。材質は硬くてもろく、近隣諸国から流れ着いたものとみられる。 同町では2年ほど前から漂着数が増えたという。奄美大島では、装飾品として浜辺の木につり下げるなど利活用されることもあり、一般の人が拾うケースも多い。 今回、破裂の勢いで作業員が足に軽傷を負っており、同町は回収など、今後の対応を検討するとしている。