【第32回IPI軟式野球リーグ/第3節】リーグは早くも中盤戦。JBSの連覇に待ったをかけるチームは!?
先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第32回IPI軟式野球リーグ大会の第3日目が8月3日(土)に大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森で行われた。この日勝利したのは、SCSKとJBS。SCSKは終盤に大量8を奪い嬉しい今季初勝利、JBSは初戦から続く連勝を3に伸ばした。また、TDI対AASは最終回までもつれこむ乱打戦の末、14-14の引き分けという形となった。
工藤公康氏による野球交流会も開催
この日は、第1試合終了後に元福岡ソフトバンクホークス監督・工藤公康氏による野球交流会も開催された。冒頭で工藤氏は「野球人口が減っているなど課題も多いが、みなさんが野球を愛してプレイしてくれることが球界全体の発展となります」と選手を激励。各チームの代表選手たちがキャッチボールを行う中で、投球フォームを中心に指導を行なった。
選手達がそれぞれ自身の課題を口にする中、自らの動作で熱心に指導する工藤氏だが「今日教えることはアドバイスであり、正解ではありません。自分が良いと思ったことだけ取り入れてください」と、選手たちに寄り添った姿勢を強調。野球交流会後には質疑応答の時間が取られるなど、約1時間という短い時間ながら非常に濃密な内容となった。
TDI 14-14 AAS AASが最終回に猛追!両者譲らぬ乱打戦は引き分けに
壮絶な点の取り合いとなったこの試合、初回にTDIが5点を奪うと2回にAASが連続押し出しで3点を返すなど、互いのミスをつきながら点を重ねていく両チーム。3回には新のタイムリー、4回には福田のランニングホームランなど5回までに大量14点を奪ったTDIだったが、AASも毎回得点を奪い喰らいつくと最終回にドラマが。
四死球などで無死満塁のチャンスを作り、笹原が走者一掃のライトへタイムリー3ベース。さらに本田、西村にもタイムリーが飛び出し一挙同点に。このままサヨナラを期待させる展開だったが、最後はTDIの早崎が粘りの投球で得点を許さず。規定により、14-14のドローで試合は終了した。
SCSK 11-5 SRA 最終回に大逆転!SCSKが嬉しい今季初勝利を飾る
先制したのはSRA。連続四死球で無死満塁のチャンスを作ると、梶原の三ゴロの間に先制。続く千田がレフトへの犠牲フライを放ち、この回2点を奪う。しかし3回、SCSKは谷、櫻井、稗田の三連打で満塁のチャンスを作ると、7番大谷の打球をショートがまさかの失策。1点を返した後、田邊の押し出しと國定のタイムリーで3点を奪い一気に逆転に成功する。