アルツハイマー病の疑い 見分けられる簡単な3つの質問 「困っていること」「楽しみ」「気になるニュース」
価格は1瓶6万6948円で、年間費用はおよそ308万円かかりますが、保険が適用されます。 ドナネマブは、患者の脳内に蓄積する異常なタンパク質を取り除き、病気の進行を抑える効果が期待されています。 臨床試験では1年半の投与で、認知機能の低下をおよそ7か月半遅らせることができたということです。ただ、投与できるのは、軽度認知障害と軽度認知症の患者のみです。 そのため、アルツハイマー病の疑いがある人を早く見つけ、治療につなげていく必要があります。 慶應義塾大学病院・メモリーセンター長 伊東大介 特任教授「アルツハイマー病にはレカネマブ、それから最近承認されたドナネマブという薬があります。いずれも、初期の認知症もしくは認知症の予備軍が適用になります。つまり中等度以上、さらには末期のアルツハイマー病の方には適用できません。今回のスクリーニング法で少しでも早くアルツハイマー病の方が専門医を受診し、治療できればと思っています」 ■「安心して暮らしたい」を叶えられるか 福岡市中央区の認知症フレンドリーセンターです。 認知症に関する情報を発信し、社会福祉士などの資格を持つスタッフが当事者や家族からの相談にも応じる施設で、認知症になっても安心して暮らせることを目指しています。 福岡市 認知症フレンドリーセンター 党 一浩 センター長「脳の検査を受けるということに対してかなりの強い抵抗感があると思いますし、その背景として認知症に対するネガティブなイメージ、「なりたくない」「なったら終わり」ということがあると思うので、そこをなんとか変えていく必要があるんじゃないかなと思います」 センター長も「簡単な3つの質問」によるスクリーニング法を取り入れていきたいと話しています。 福岡市 認知症フレンドリーセンター 党 一浩 センター長「早期発見することで適切な治療にもつながっていくと思いますので、次のステップというか、一歩を踏み出す、後押しできるようなものになるんじゃないかなと思っています。」
厚生労働省の研究班によると、認知症の高齢者は、来年471万6000人となり、団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年には584万2000人にのぼると推計しています。 これは、高齢者のおよそ15%。 6.7人に1人が認知症という試算です。 早期発見につながる新たな方法が社会の希望につながることが期待されます。
RKB毎日放送
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