大阪マーベラス、デンソーエアリービーズの2強が抜け出す。SVリーグ 女子第11節の結果
一時、リーグ戦で首位に立ちながらも、3位での年越しとなった埼玉上尾メディックスは、本拠地の上尾市民体育館で岡山シーガルズと対戦。GAME1では、埼玉上尾が相手に的を絞らせない多彩な攻撃で試合を組み立て、第1セットこそ落とすも、その後の3セットを連取し、セットカウント3-1で勝利を飾る。
しかし、翌日のGAME2では岡山がアウトサイドヒッターの中本柚朱を中心に反撃に転じる。岡山は25-20で第1セットを先取すると、デュースにもつれ込んだ第2セットを31-29で奪い取ってリーチをかける。埼玉上尾は第3セットを奪取して応戦するも、勢いで上回る岡山が第4セットを25-21で取り、熱戦に終止符を打った。
皇后杯女王として2025年最初の試合に臨んだヴィクトリーナ姫路は、敵地にてKUROBEアクアフェアリーズと対戦。
宮部藍梨やモクシー チャッチュオンらにボールを集める姫路は、最初の2セットを連取すると、セットカウント2-1として迎えた第4セットのスタートから井上愛里沙を起用。すると、この采配が見事奏功した姫路は、23-24と土壇場から井上の3連続得点で見事勝利を掴んだ。
しかし、翌日のGAME2では、ホームの声援を受けるKUROBEが勝負強さを発揮する。KUROBEは第1セットを25-23、デュースにもつれ込んだ第2セットを32-30で競り勝つと、勢いそのままに第3セットも奪取し、上位チーム相手に見事ストレート勝利を挙げた。特に浮島杏加子は途中出場ながらチームに15得点をもたらす殊勲の働きを見せた。
上記以外では、ホームにPFUブルーキャッツ石川かほくを迎えたSAGA久光スプリングスが2試合連続のストレート勝利で順調に勝ち星を伸ばし、14勝8敗として上位2チームを追う第三勢力に肉薄した。
一方、YMITアリーナで対戦した東レアローズ滋賀とAstemoリヴァーレ茨城は1勝を分け合う格好となり、Astemoは3位争いの集団からやや遅れをとることとなった。