<熊谷俊輝×浦和希>アニメ「多数欠」最終回直前インタビュー 互いにリスペクトし合う関係性
浦さん 一度やってから、(監督に)「もうちょっとちゃんとした感じに」と言われたのはちょっと悔しかったです(笑)。
--自身が演じるキャラクターのシーンで最も印象的だったのは?
浦さん 自分の中ではこのシーンというより全体的に、龍太はみんなを見守っている立ち位置で、最初は成田実篤(なりた・さねあつ)のことを友達として見守っている感覚ですが、逆に心配されることもあるような対等な関係値でした。第2クールから出てきた頼音は、年下で感情の整理もうまくついていなくていろんなモヤモヤを抱えているので、導いていかなきゃいけない子。そこを察知してスッとフォローに入っていく龍太は印象的でした。僕は弟がいるので、弟に接している時を思い出すかのような、そういう兄貴分的なところはカッコいいなと思いました。
熊谷さん 頼音の初登場は冒頭から嘘をつきまくっていましたが、龍太や臣との絡みだったり皇帝・陽翔との関係性もあって人間味が強いなと感じました。そういった意味では心の底から優しく、純粋な子だなと思っているので、その雰囲気をこれまでの収録で生かせていたらいいなと思います。
浦さん 大丈夫。すてきだったよ。
◇浦和希の“あいさつ”をリスペクト
--共演した感想、互いに声優としてリスペクトできるところを教えてください。
浦さん 熊谷さんが出演していたアニメ「遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!」を見ていて、その時にすごく良い声というか、声質の喉を持った子だなと感じて、正直めっちゃ怖くなりました(笑)。すごく耳に留まる声で、成長していったらどうなるのだろうと気になっていたので、こんなに早く共演できてびっくりしました。声変わりしたら、元々の魅力にちょっとした大人のエッセンスが混じってよりすてきになって、正直うらやましいほどでした。今回のアフレコ中も立ち方や発声の仕方を観察していました。共演できてうれしかったです!
--熊谷さんの演技はどう映りましたか?