<熊谷俊輝×浦和希>アニメ「多数欠」最終回直前インタビュー 互いにリスペクトし合う関係性
宮川大河さんのマンガが原作、テレビアニメ「多数欠」(日本テレビほか)が12月24日に最終回を迎える。同作は、2013年からマンガアプリ「GANMA!(ガンマ!)」で連載中。過酷な生き残りゲーム“多数欠”に巻き込まれた少年少女たちが、特殊能力・特権利でゲームを催す謎の存在・皇帝に立ち向かい、運命を切り開いていく姿を描いている。クライマックスを前に、嘘が得意で2クールの中心人物である王野頼音(おうの・らいおん)役の熊谷俊輝さんと、運動神経抜群のムードメーカー・一之瀬龍太(いちのせ・りゅうた)役の浦和希さんの2人に同作について聞いた。声優の先輩、後輩でもある2人が、印象に残っているシーンや共演しての感想、声優としてリスペクトできる点、使ってみたい特権利などを語った。 【写真特集】熊谷俊輝&浦和希がカジュアルコーデで! インタビュー撮り下ろしショット
◇熊谷俊輝「浦さんのアドリブが面白すぎて笑」
--ここまでの放送の反響を受けて感じていることは?
熊谷さん 今までやったことないような役で、見てくれている友達からは「面白かったよ」とか「お話もめちゃくちゃ怖かったね」と言ってもらえました。
浦さん いろいろな反響がありましたが、僕も参加したクラウドファンディング版(2020年)から見てくれていた母からの反響がすごかったです。
--印象に残っているシーンは?
浦さん 頼音が皇帝の柳陽翔(やなぎ・はると)に嘘をつくことで、少しずつ罪悪感が芽生えてくるところが、立体感があるというか生っぽくて。俊輝君がやるからこそ10代の子の繊細な葛藤が乗っている感じがして、僕はアフレコの時から印象に残っていました。自分だったら、ある種もっと大げさにやってしまうかもしれないなという部分も、少しずつ階段を上って作り込んでいる感じを受けました。
熊谷さん 個人的には、23話で霧島輝(きりしま・こう)と戦う頼音と入賀煉(いるが・れん)の共闘は、収録段階でも一緒に戦えてよかったなって感じていました。最強同士の戦いに入れたのもうれしいし、頼音もカッコよかったので印象深いです。あと龍太と神臣(じん・おみ)と頼音の絡みの中で、マッサージチェアでの浦さんのアドリブが面白すぎて、収録ができないくらいみんなで笑ったのを覚えています(笑)。