【東京MCショー】コバユリが注目したバイクキャンプ向け新製品3選【コバユリのキャンプツーリング入門】【モーターサイクルショー2024】
ラフアンドロードブース「中村畳工店のソロキャンパー用ミニ畳」
キャンプブーム前からキャンプ関連用品を取り扱い、近年はテントをはじめとするオリジナルアイテムも展開中のバイク用品店「ラフアンドロード」ブースでは、ラフロらしいユニークなセレクトアイテムを発見。中村畳工店のソロキャンパー用ミニ畳、その名も「武士 ~もののふ~」です。 これがとんでもなくこだわりの詰まったアイテムで、まずひと目見てグサッとささるブラック市松模様は、ライダーの大好物カーボンをイメージしているとのこと。サイズ(30×40×2.5cm)は、一般的なキャンプ向けシートバッグの底に収まるよう設定。畳表はアウトドアでの耐久性と防汚性を高めつつ限りなく本物のイグサに近づけるため、ポリプロピレンと吸湿性炭酸カルシウムを配合してマット仕上げに。さらに畳を作る過程で発生する天然熊本イグサの端材をクッション代わりに内蔵することで、イグサの香りも楽しめるというから、力の入れようがスゴイ! このミニ畳は背面にあるベルクロを使って連結可能で、さらにオプションの背もたれシートもつなげてその中に枕代わりになるものを入れると、枕付きマットとして、身長175cmくらいまでの人ならゆったり寝ることができるそうです。 和テイストが好きなキャンパーや、地べたスタイルを好む通称“地べたリスト”のツボを押さえた尖ったモノづくりに思わずニヤリしちゃいました。ヘリの生地を4パターンから選べるので、テントや愛車とのコーディネートも楽しめそう。キャンプでのくつろぎ空間をますます自分色に染められそうです。 現在4月末頃を目指して商品化が進んでおり、ラフアンドロードでも時期未定ながら取り扱う方向で動いているとのこと。ビギナーから玄人まで間口の広いラフロの商品展開に今年も期待しましょう!
プロトブース「イガヤのツーリングシートバッグ」
バイクや電動スクーターなど乗り物に関するあらゆるモノを幅広く扱う「プロト」のブースでは、イガヤのリニューアルした「ツーリングシートバッグ」シリーズが展示されていました。 リニューアルのポイントは大きく3つ。ひとつは、付属のバックパックベルトを使い背負えるようになった点。バイクを乗り入れできないキャンプ場や、悪天候などで急遽ホテル泊になったときなどにありがたい機能です。 2つ目は、サイドポケット内に非常停止灯用のポーチが装備された点。非常停止時にはポケットから取り出し、点灯させた非常停止灯を入れ、バッグ側面に取り付けます。 3つ目は、フラップに非常停止時用三角表示が備わった点。非常停止時はフラップから取り出して使用できます。 キャンプツーリングでも、パンクやエンジントラブル、積載している荷物がズレて落ちそうになったり落ちてしまったりと、非常停止が必要な場面がいろいろ想像できます。万が一のために備えておけるバッグなら、心置きなくツーリングを楽しめますね。 以上、注目のバイクキャンプ新製品をまとめて紹介しました。さあ、モーターサイクルショーが終われば桜の季節。キャンプツーリングシーズンも始まります。 バイクキャンパーに向けた便利なアイテムを味方につけて、どんどん楽しんでいきましょう!
小林 夕里子