米ツアー開幕戦で新ギア続々お目見え! キャロウェイ「ELYTE」、テーラーメイド「Qi35 LS」、ピン「G440」の使用状況は?
“道具を替えない”コリン・モリカワは「Qi35 LS」にスイッチ
PGAツアー開幕戦「ザ・セントリー」は松山英樹の優勝で幕を閉じました。松山の優勝に貢献したのが新パターでしたが、他にもトップ選手が2025年の新モデルを使い始めて話題になっています。 【写真10枚】「Qi35」「ELYTE」「G440」3メーカーの計10機種を見比べる
最終日まで松山とハイレベルの優勝争いをしたコリン・モリカワは、初日からテーラーメイドの新ドライバー「Qi35 LS」を使っていました。 モリカワはなかなかドライバーを替えない選手です。20年モデルの「SIM」を約4年間も使い続けて、昨年ようやく「Qi10」シリーズにスイッチ。「Qi10 MAX」、「Qi10」と使い継いで、最終的に「Qi10 LS」に落ち着きました。今年は初戦から「Qi35 LS」を投入しており、かなり新モデルが気に入ったようです。 昨年のPGAツアー新人王のニック・ダンラップも開幕戦で「Qi35」を使っていました。 テーラーメイドの次はキャロウェイ。 日本では1月7日に正式発表されたキャロウェイの「ELYTE」ですが、開幕戦では世界ランキング2位のザンダー・シャウフェレがドライバーと3番ウッドを「ELYTE ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」にスイッチしていまいた。 シャウフェレは「ELYTE」の第一印象について次のようにコメントしています。 「形状がすごくイイし、アドレスしたときの据わりが気に入った。黒いクラウンも好きだよ。最初のテストでスピン量も打ち出し角も良い数字が出ていた」 「ELYTEシリーズ」のドライバーを使ったのはシャウフェレだけではありません。アクシャイ・バティア、マックス・グレイサーマン、アダム・ハドウィン、クリス・カーク、キム・シウなど、確認できただけでも6人の選手が初戦から投入しています。 例年、PGAツアーの開幕戦ではテーラーメイドとキャロウェイの新製品が話題になりますが、今年はそこにピンが加わりました。開幕戦ではコーリー・コナーズ、サヒス・ティーガラが正式発表前の「G440 LST」を使っていました。 そして開幕戦で最も驚いたのはマックス・ホーマです。昨年までタイトリストでしたが、今年からコブラプーマに一新。ドライバーは新モデルの「コブラ DSアダプト LS」、アイアンは「コブラ KING MB」になっていました。 PGAツアーは開幕したばかりですが、第2戦以降も新モデルにスイッチする選手が続々出てくるでしょう。
野中真一