「こんなゴール見たことないよ」

チームを勢いづかせる同点ゴールを挙げたハリム。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　壮絶な試合だった。現地１月25日に開催されたアジアカップのグループE最終節、韓国対マレーシア。韓国が先制し、マレーシアが逆転。さらに韓国が再逆転も、終了間際にマレーシアが追いつき、３－３のドロー決着となった。 【動画】絶妙な間合い、鋭いターン。マレーシアMFの鮮烈弾 　この一戦で注目を集めているのが、マレーシアのMFファイサル・ハリムのゴールだ。 　０－１で迎えた51分、敵陣ボックス内でこぼれ球を拾うと、ドリブルで仕掛ける。巧みなコントロールで寄せてきたキム・ミンジェを滑らせ、さらに前進。ただゴールから少し離れてしまう。 　体勢を立て直したキム・ミンジェと、GKのチョ・ヒョヌが詰めてくる。これに対し、ハリムはすかさずターンし、相手の意表を突くタイミングで右足をコンパクトに振る。わずかなコースを射抜いたシュートがネットを揺らした。 　欧州でも名を馳せる韓国のディフェンスリーダーをも翻弄した鮮やかなフィニッシュ。試合を中継する『DAZN』の公式Xが得点シーンを公開すると、以下のような声があがった。 「すげえええ！！！」 「これすごかった！」 「これは上手い」 「めちゃくちゃうめえ」 「こんなゴール見たことないよ」 「よく見て打ってるよなあ」 「チンチンにされとるやないか」 「絶対予想出来ん、意表つくの上手すぎ」 「ゴール前での落ち着き凄すぎるやろ」 「大会ベストゴールだろ！」 「アジアカップ、レベル上がり過ぎじゃない？」 「CR７ゴールセレブレーション良い」 　最終節を迎えるまで２敗のマレーシアだったが、最後に優勝候補を相手に意地を見せた。粘り強く奪った勝点１は今後につながるはずだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部