体感温度は湿度で決まる!加湿器の正しい選び方と設置のコツを家電のプロが解説
効率よく加湿するには?加湿器の正しい使い方
加湿器で効率よく加湿するためには、設置場所選びや使い方にもコツがあります。石井さんに気をつけたいポイントを教えていただきました。 ・置き場所 「窓際に置くと結露によってカビが発生することがあるので、なるべく窓から離れた高い位置に置きましょう。また、換気扇や空気清浄機などのそばに置くと、せっかく加湿した空気が吸い込まれてしまうので、ここもなるべく離しましょう。超音波式のようにミストが出るものは、テレビやパソコンなどの近くに置くと機器に水がかかって危ないので、近くには置かないようにしてください」 ・つける時間 「一日中つけっぱなしにすると、それはそれで部屋の湿度が高くなりすぎてしまい、場合によってはカビが発生する原因にもなるのでおすすめしません。寝るときも、つけっぱなしにするよりは1~2時間程度で切ったほうがよいでしょう。 適度に加湿されたら自動で止まるセンサーつきの加湿器もあるので、そういったものを取り入れてもいいですね」 ・掃除の頻度 「機種や商品によって異なりますが、水を扱うのでなるべく清潔に保ちましょう。スチーム式の場合は、タンク内の水を捨てるタイミングでざっと洗えばOKという商品もたくさんあります。 反対にフィルターを使う気化式であれば、こまめにフィルターのお手入れをする必要があります。取扱説明書を読み、その通りにきちんと掃除するようにしてください」 ・サーキュレーターと併用で効率化 「部屋全体をむらなく加湿したいのであれば、サーキュレーターを併用するのが効果的です。部屋全体が加湿されて湿度のムラがなくなりますし、エアコンの温度を上げなくても効率よく部屋を暖めることができます」 この冬はぜひ、自分に合った加湿器を見つけ、正しい使い方で潤うお部屋づくりを実践してみてください。
Profile
家電プロレビュアー / 石井和美 家電プロレビュアー歴15年。白物家電や日用品の製品レビューを中心に、新聞、雑誌、WEB媒体や企業のオウンドメディアなどでも多数執筆中。家電をテストするための一戸建てのレビューハウス「家電ラボ」のオーナー。
GetNavi web編集部