フェラーリがワンツーでタイトルの希望つなげる「大きすぎる夢でも諦めない」と勝者ルクレール。レッドブルとは8点差
2024年F1アメリカGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは優勝、カルロス・サインツは2位だった。 【写真】2024年F1第19戦アメリカGP シャルル・ルクレールの優勝とカルロス・サインツの2位を祝うフェラーリ ルクレールは4番グリッドからターン1でトップに立ち、背後のマックス・フェルスタッペン(フェラーリ)以降を大きく引き離し、ピットストップ直後の5周を除く全周回をリードして、2位サインツには8.562秒、3位フェルスタッペンには19.412秒の大差をつけて、今季3勝目を挙げた。 サインツはグリッドと同じ3番手を維持して、ファーストスティントを走行。フェルスタッペンをアンダーカットして2位を獲得、フェラーリにワンツーをもたらした。 アメリカGPの週末、フェラーリは、全チーム中、最多の55ポイントを獲得。これにより、コンストラクターズ選手権でひとつ上のレッドブルとの差はわずか8ポイントに縮まり、ランキング首位マクラーレンとは48ポイント差になった。 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=1位(56周/56周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 今回のトリプルヘッダーの最初のレースで勝利を挙げることができてうれしい。チーム全体がこの結果を実現するために最高の仕事をした。ワンツーによって、コンストラクターズタイトル争いのためのポイントを、大量に持ち帰ることができた。タイトル獲得は楽観的な目標ではあるが、決着がつくまでは夢みることをやめるつもりはない。 今日はスタートをうまく決めた。マックスがターン1でプッシュして、ランドが防御しようとしていたことを利用して、コーナー出口に向けて、2台をオーバーテイクした。その後はタイヤをしっかり管理して、マシンをフィニッシュまで無事に持ち帰ればいいと分かっていた。 1周目からペースがとても良くて、マックスを楽に引き離すことができた。僕たちはレースパフォーマンスを大きく向上させてきた。今後のレースでもその状態を維持していきたい。最大限の結果を出すために全力を尽くすつもりだ。その結果、シーズンが終わる時に、どれだけポイントを獲得できているかを見てみよう。 ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=2位(56周/56周) 3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード チームにとって、ほぼ完璧な週末だったと思う。サーキットに来ているメンバー、ファクトリーのメンバー全員に、心からおめでとうと言いたい。 スタートで僕のレースにとってマイナスになる出来事が起きた。前で戦っていたランドとマックスにブロックされて、ファーストスティントでずっとマックスのダーティエアのなかを走る羽目になったんだ。マシンに問題が起きて、心配したけれど、数周後、何とか解決することができた。そして、強力なペースを利用して、マックスをアンダーカットし、2位をつかんだ。 このマシンで攻撃できるのは素晴らしいことだ。コンストラクターズ選手権を見据えて、最後のレースまで戦い続けたい。残りのレースもこの調子で努力していく必要がある。まずは来週末のメキシコシティだね。 [オートスポーツweb 2024年10月21日]