ナイジェリア当局、無許可の暗号資産企業に対して執行措置:報道
ナイジェリア証券取引委員会(SEC)は、規制されていない暗号資産(仮想通貨)企業に対して執行措置を取る予定だ。 ルールに従って事業を行おうとしない者に対して、市民を標的にすることは許さないという明確なメッセージを送るつもりだと、ナイジェリアSECのエモモティミ・アガマ(Emomotimi Agama)長官は9月7日に声明で述べたと現地のメディアが報じた。 「この市場で事業を展開しようとし、認可されようとしない者に対しては、確実に執行措置を開始するつもりだ」とアガマ氏は述べた。 暗号資産に対する同国の姿勢は、暗号資産企業にライセンスを付与しているにもかかわらず、かなり厳格だ。同国は先月、暗号資産企業へのライセンス発行を開始すると発表し、直後に暗号資産取引所のQuidaxとBushaにライセンスを付与した。 しかし、ナイジェリアは過去に、取引所を閉鎖したと報じられたことがある。当時、コインベース(Coinbase)は、ナイジェリアではまだアクセス可能だという報道に反論した。3月には、犯罪者が事業者として登録することを防ぐためのガイダンスも発表した。 ナイジェリアでは現在、バイナンス(Binance)とその幹部2人に対する裁判が進行中であり、そのうちの1名は6カ月以上勾留された後、重病を患っており、保釈を求めている。 「SECの主な責任の一部は市場開発なので、イノベーションを妨げることなく、これらすべてを遂行しようとしている」とアガマ氏は執行措置について述べた。 CoinDeskはナイジェリアのSECにコメントを求めている。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:ナイジェリア最大の都市・ラゴス(Shutterstock)|原文:Nigeria SEC to Commence Enforcement Action on Unlicensed Crypto Firms: Reports
CoinDesk Japan 編集部