時松隆光は無念のシード陥落… 片岡大育、小田孔明らも復帰ならず予選会へ 市原弘大、上井邦浩らが“圏外”から滑り込み
初シード&復活組はともに7人
◆国内男子プロゴルフ カシオワールドオープンゴルフトーナメント 11月21~24日 Kochi黒潮カントリークラブ(高知県) 7350ヤード・パー72 【動画】最終18番で2オンに成功した石川遼の“圧巻”セカンド→ウイニングパット&勝利のウォーターシャワー これが実際の映像です
もはや秋の風物詩となった「カシオワールドオープン」での賞金シード争い。今年も悲喜こもごものドラマが生まれた。 来季の出場権となる賞金シードを得られるのは、賞金ランキングの上位65人。出場義務試合数に満たない選手が4人いるため、その選手を省くと同69位までの選手が対象となる。 ただし、63位の中島啓太は最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出場すると出場義務試合数に達し、なおかつ65人目の賞金額を超えることが確実視されているので賞金シードを獲得できる。その場合、賞金シードを獲得した選手は66人となる。
したがって、今季の賞金シード選手から陥落したのは14人となるが、そのうち6人は優勝などによる別資格を保有しているので、完全に出場権を失ったのは次の8人。 時松隆光(74位)、西山大広(75位)、小浦和也(76位)、小林伸太郎(84位)、杉本エリック(89位)、植竹勇太(93位)、ハン・リー(104位)、アンソニー・クウェイル(161位)。 また、賞金シード復活を狙いながらも叶わなかったのが片岡大育(70位)、重永亜斗夢(71位)だ。さらに、生涯獲得賞金上位25位の出場権で今季出場していた小田孔明(101位)も賞金シード復活とはならなかった。彼らが来季以降ツアーに出場するには、ファイナルQTで上位に入るしかない。 賞金シード圏外で今大会を迎えながら圏内に滑り込んできたのが、市原弘大(71位→69位)、上井邦浩(95位→68位)、宇喜多飛翔(72位→67位)、ジュビック・パグンサン(85位→66位)だ。 ちなみに、市原は69位とギリギリで賞金シードを獲得したが、12年前にはギリギリで賞金シードを失っており、天国と地獄の両方を味わったことになる。上井は今大会で7位タイに入り68位に浮上。3年ぶりの賞金シードを獲得した。 初の賞金シード入りは、杉浦悠太(10位)、生源寺龍憲(27位)、坂本雄介(43位)、高君宅(44位)、岡田晃平(49位)、篠優希(58位)、下家秀琉(61位)の7人。 賞金シード復活も、他の出場資格を保有者も含めて7人いる。メンバーは比嘉一貴(23位)、マイケル・ヘンドリー(26位)、小斉平優和(39位)、大岩龍一(48位)、小平智(52位)、イ・サンヒ(54位)、上井。 なお、谷口徹、池田勇太は生涯獲得賞金上位25位の出場権を保有しているが、行使するかどうかはまだ発表していない。
ゴルフのニュース編集部